幼児教育、英語を上達させるためには中国語がおすすめ! その理由とは?
「ニーハオ」しか知らずに中国へ移住し、それから6年間中国在住している筆者が日本語教師と中国俳優活動を通して感じたのは、英語上達のためには中国語を習うのが良いということでした。
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英語にも役立つ中国語の発音
幼児期から英語教育を始める理由のひとつとして、「発音を正しくさせたい」ということがあるのではないでしょうか。私たち大人は、いくら頑張っても「r」などはネイティブ音になりません。やはり、幼児段階で身につけさせないとネイティブな発音にはならないのです。そんなネイティブな英語の発音を身につけるために、実は中国語がおすすめなのです。
中国語の発音は、約400音×四声=????
中国語は、母音が36個(ちなみに、日本語は母音が「a・i・u・e・o」の5個/英語は19個)、子音が21個(日本語は16個/英語は23個)(※)。その組み合わせは400余り! さらに「四声(しせい)」と呼ばれる4つの抑揚も組み合わせます。四声については後ほど詳しく触れます。
(※)数え方により若干異なります。
これほど多くの発音に触れると、英語の発音はかえって「やさしい!」と感じます。よく中国人の英語は発音がきれいだといわれますが、これだけの数の音に慣れていることが要因のひとつだとされています。
それゆえに、英語を学ばせると同時に中国語も学ばせることは、きれいな発音を覚える上で効果的と言えます。「日本語も含めて3か国語も同時に習わせると混乱するのでは?」という意見もあるでしょう。
しかし、絶対音感を鍛えられるのは8歳までとも言われます。耳(脳)が柔軟な子どものうちに、中国語の発音だけでも触れさせてみてほしいのです。英語は「教育」として、そして中国語は「遊び」でかまいません。触れるだけでも十分メリットがあると思います。