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妊娠中期の食欲との付き合い方
妊娠中期にさしかかると、つわり症状が落ち着く傾向にあります。半面、食欲が沸き、以前より食べる量が増える人もいるため、この時期は体重コントロールが大切です。
体重コントロールはかかりつけの健診医が妊娠前のBMIから算出し、ママ一人ひとりに合わせ、妊娠期別に指導を行います。妊娠中期に増えてもいい体重は1週間におよそ0.3~0.5kgと言われています。健診医の指示に合わせ、痩せすぎたり太りすぎたりしないように注意しましょう。
食事は、バランスの良いメニューを心掛け一日3食をしっかり摂るように心がければ、ママも赤ちゃんも健やかな妊娠生活を送ることができるでしょう。
妊娠中期の食事内容って、どうすればいいの?
1日当たりの食事量は、妊娠前と比べおよそ250kcal増やすことが目安です。
食事の時間が不規則になる生活は避け、食欲がある場合は、主食やお菓子、油ものなどの摂りすぎは避け、野菜や糖分の少ない果物を小分けにして食べるなどの工夫が必要です。夜食などの食べすぎにも注意しましょう。食欲がない場合は3食分の食事を小分けにし、食べられる時に食べるなどの工夫をしてみましょう。
また妊娠中期ごろでは、赤ちゃんの成長に伴い子宮が大きくなることで、ママの体内で膀胱が圧迫されます。頻尿を我慢すると感染症などにもつながる恐れがあるため、カフェインを含まない飲み物や水などで水分を多めに取り、尿を我慢したり、溜めすぎないように意識しましょう。
妊娠中期におすすめの食べ物・栄養素
妊娠期間中にママが摂取した栄養素は、胎盤が完成する以前はママの血によって赤ちゃんに直接運ばれ、胎盤が完成する妊娠16週頃以降は胎盤とへその緒を通じ届けられます。
また妊娠中期には、赤ちゃんの肺や筋肉が完成しはじめ、ホルモン分泌に関わる下垂体、副腎、甲状腺などもはたらきはじめます。
赤ちゃんの体づくりを支えるたんぱく質、ビタミンやミネラルなどの栄養素をバランスよく摂取しましょう。
メニューは主食と主菜、副菜、汁物を中心とした一汁三菜をテーマに、和食中心に整えることがおすすめです。
鉄分
この時期では赤ちゃんの発育上、ママの体内で作られる血液量が最大になります。妊婦健診で貧血傾向を指摘される場合もありますので、貧血を予防する鉄分を多く摂取するとよいでしょう。
レバー
豚もも肉
菜の花
ほうれん草
小松菜
キハダマグロ
イワシ
カツオ
カキ
牛乳
卵
大豆
納豆
豆乳
岩海苔
きくらげ
カルシウム
妊娠初期から引き続き、骨や歯を作るため、赤ちゃんには多くのカルシウムが必要です。ママのカルシウム摂取量が少なく、発育のためのカルシウムが不足すると、ママの骨や歯に蓄積されたカルシウムが溶け出し赤ちゃんに運ばれてゆき、ママの骨密度は低下します。
またカルシウム不足はママの心にイライラや情緒不安定などをもたらすため、健やかな妊娠生活のためにも積極的に摂取しましょう。
モロヘイヤ
小松菜
大根の葉
かぶの葉
牛乳
チーズ
ヨーグルト
しらす
煮干し
干しエビ
炒りごま
木綿豆腐