夫婦別姓の国の子供の姓。国際結婚や海外の子供の名前事情

目次

・フランスには3つの選択肢がある
・複合性同士が結婚したらどうなる?
・子どもの姓はどうしているのか
夫婦別姓の国の子供の姓。国際結婚や海外の子供の名前事情

© Ekaterina Pokrovsky - Fotolia.com


結婚した後も仕事で旧姓を使い続ける女性は多いもの。もともと名乗っていた姓とはいえ、旧姓は現在の姓ではないため、時には不都合も出てきます。日本では結婚する際に、配偶者のどちらかの姓に変える必要がありますが、海外は夫婦別姓を選べる国も。実際どのような状況になっているのでしょうか?

フランスには3つの選択肢がある

フランスの場合、姓は「同姓」「別姓」「複合姓」という3つの選択肢があります。
・同姓…どちらかの姓に変える
・別姓…結婚しても、それぞれの姓を維持する
・複合性…配偶者の姓を自分の姓と併記する
複合性の場合、どちらの姓を先に持ってくるかは自由です。


複合性同士が結婚したらどうなる?

仏調査会社BVAが出した2011年の統計によれば、結婚後も結婚前の姓を維持したいと答えたフランス人女性は20%。また複合姓を望む女性は34%でした。つまり合わせて54%のフランス人女性が、何らかの形で結婚後も元の姓を残したいと考えています。

フランス人男性はもっと割合が高く、76%が結婚後もそのままの姓でいたいと答えています。複合姓の希望者も20%いました。一方で、結婚後に配偶者の姓に変えたいと願う人は4%しかいません。

ちなみに複合姓同士が結婚し、新たな複合姓を作りたい時は、それぞれから姓を1つずつ選び、複合姓とします。


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