子どもと一緒にタイムスリップ! 昔ながらの夏のくらしを体験しよう
現代では、電気のあるくらしが当たり前。暑くなればクーラーや扇風機で涼をとり、風呂上がりに冷凍庫で冷やしたアイスクリームを食べるなど、夏でも快適なくらしを実現しています。
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しかし、数十年前にはクーラーはもちろん、冷蔵庫もありませんでした。そのためか、電気の大切さを知らない子どもたちがいても不思議ではない現状。
昔のくらしを子どもたちに教え、電気の大切さを伝えるのもいいかもしれません。
■昔の人は夏、どのようにくらしていたの?
昔の人たちは、電気がなくても暑い夏を乗りきるために、さまざまな工夫を凝らしていました。
クーラーなんてもちろんありませんから、軒先によしずを置き、室内に日差しが入ることを防止。庭にはふろの残り湯などで打ち水をして、涼しくなる工夫をしていました。
ときには氷を置いて、外からの風を冷やすことも。
現代で実際にやってみても、クーラーほどの効果は得られませんが、それをあえて実践することで、いかに自分たちの生活が電気に頼っているかを知ることができます。
昔といまでは気温がちがうといわれますし、毎日このような生活ではつらいものです。でも、1日だけなら非日常感を味わえます。楽しみながら挑戦できるでしょう。
私たちの親世代、つまり子どもにとっての祖父母が子どものころは、このような生活が当たり前でした。こうした経験をしておくと、夏休みに帰省したときに祖父母との話のネタにもなります。
■日本の夏は和装で!
昔の夏の雰囲気を味わうなら、ファッションにもこだわりたいところ。
男の子には甚平、女の子には浴衣を用意してあげましょう。お祭りや花火大会のときにしか着られない和装ができるので、子どもはイベントのような感覚で昔のくらし体験を楽しむことができます。
甚平はゆったりとしたつくりで通気性が高く、熱がこもりにくい特徴があります。麻なら吸水性も優れているので、さらに快適に過ごせるでしょう。
浴衣も締めつけが少なく、風通しがよいのが魅力です。着崩れが気になりますが、家のなかなら気にしなくてOK! おてんばな女の子なら、女子用の甚平を着せてもキュートです。
夜は窓をあけて、風通しのよい状態でおやすみなさい。虫よけスプレーや蚊取りマットなどは使わず、蚊取り線香や蚊帳で風情を味わいたいものです。