連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
子どもが大好きなかわいいあの子! どんぐりの絵本<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.20
■まいごのどんぐり
作:松成 真理子/出版社:童心社
「まいごのどんぐり」(絵本ナビ紹介ページ)
コウくんから「ケーキ」と名付けられた木の子ども、どんぐり。コウくんと一緒にかけっこしたり、散歩したり、泳いだり…。
そんなある日、まいごになってしまったどんぐりをコウくんは一生懸命探します。どんぐりも見つけてもらおうと一生懸命です。そのうち舞い降りてくる落ち葉の中で眠り込んでしまったどんぐりが、明るい日差しで目を覚ましたとき、目にしたものとは…。変わらない愛情、消えない絆。年月をへてもなお、そこにある何かを感じさせる名作絵本です。
■どんぐりころころ おやまへかえるだいさくせん
作・絵:スギヤマ カナヨ/出版社:赤ちゃんとママ社
「どんぐりころころ おやまへかえるだいさくせん」(絵本ナビ紹介ページ)
「どんぐりころころ、どんぐりこ~」というフレーズなら、一度は口にしたことがありますよね。童謡「どんぐりころころ」は実は2番まであって、最後は「お山が恋しい」とどんぐりが泣き、どじょうが困ってしまう… という終わり方をしています。
では、その後はどうなったのでしょう? そんな疑問を解決してくれるのがこちらの絵本。うちが恋しいどんぐりのため、お池の仲間がしたこととは…。おなじみの童謡が、小さなどんぐりをテーマにしているとは思えないほど、わくわくドキドキの壮大な大冒険物語へと進化をとげた一冊です。
ただ愛らしいだけでなく、大人の心をもグッとつかむ「大切なこと」や「変わらないもの」を教えてくれる、どんぐり絵本。童謡の続きを絵本にしてしまう発想も、とてもおもしろいですね。道のすみっこで出会いを待っているどんぐりたち。
今すぐ親子で、会いにいってみませんか?
データ協力:
絵本ナビ
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