専業主婦から三児の母がミセス日本グランプリを受賞した理由


時間はあるものじゃなく、つくるもの

「時間がないんじゃない、つくればいいんだ」 そう思ったkanamiさん。
子どもが1才をむかえるまでの間、ベビーと一緒に参加できるエクササイズのクラスを探し、積極的に参加しました。これなら、子どもや家族への後ろめたい気持ちも不要です。
そして子どもが1才を過ぎたころからは、英会話などの習い事に行かせている間を利用して、さまざまな運動に取り組みました。

小さいころからバレエやチアリーディングで鍛えていたkanamiさんですが、さすがに数年間も動かしていない筋肉。見る影もなく衰えていました。

「でも、だからこそ、運動の大切さが分かったんです。カラダを動かすと、みるみるうちに肩や腰のコリがほぐれ、血のめぐりを感じ、慢性的な疲れが取れはじめる。
カラダがラクになると心も元気になって、子育てにも楽しく穏やかに向き合えるようになりました。」

と、kanamiさん。そして、だんだんとカラダがバレリーナの頃の状態まで戻ってきたとき、バレトンに出会いました。

バレトンは運動がニガテな人ほど楽しく始められる

バレトンとは、バレエとヨガ、そしてフィットネスを組み合わせた運動で、「バレ」はバレエを、「トン」=tone (整える) を意味します。
ニューヨークのバレエダンサーによって作られたプログラムで、バレリーナのようにしなやかで美しいカラダづくりを、運動初心者やハードな運動がニガテな人でも始めやすい内容になっています。

バレエの良さを誰よりもわかっているkanamiさんですが、バレエは敷居が高く、誰もが気軽に始める印象ではないことも知っていました。だからこそ、バレエの良さを生かしつつ、誰でも気軽に始められる「バレトン」は、最高のエクササイズだと思ったのです。

そう思ったら、あとは考える間もなくインストラクター資格を取得。苦労をしながらも、気がつけば、インストラクターとしてバレトンスクールをオープンしていました。

専業主婦から三児の母がミセス日本グランプリを受賞した理由

自分磨きを続け、ミセス日本グランプリを受賞

ただ、はじめこそ友達が利用してくれたものの、それもそんなに長くは続かず、しばらくは赤字が続きました。そのとき、kanamiさんは「スクール(=自分)をアピールすること」の必要性を痛感。

「私に会いたい、私からバレトンを習いたいって思われる女性にならなければ」

そしてトライしたのが、ミセス日本グランプリでした。
結果は、2015年ミセス日本30代の部グランプリ受賞!
そこから、kanamiさんもサロンも大きく成長を始めました。


ママの幸せが家族の幸せ

ミセス日本グランプリの冠を獲得してからは、「バレトンでkanamiさんみたいになりたい」「kanamiさんみたいに自分に自信を持って生きたい」という女性入会者が殺到。今では、後継者を育成しながら、海外でアジアンビューティーをコンセプトにしたスタジオをオープンさせるため、日々目まぐるしく働いているそうです。

「名古屋で暮らしながら、東京とアムステルダムに出店する予定です。日本の美しい文化や、健康的な食習慣はヨーロッパで注目されています。日本の素晴らしさを海外の方に感じてもらえるような文化の発信基地としてのスタジオとショップをオープンさせることを目指しています!その準備のために、今は子供を外に預けることが増えました。でも、そのぶん会える時間の嬉しさが今まで以上になりましたし、一瞬の時間を大事にするようにもなりました。スケジュールとしては忙しい日々を送っていますが、今の私たち家族は幸せだと自信を持って言えますね」

kanamiさんは、ママが生き生きと過ごすことが家族の幸せにつながる、と確信。
今後は、ミセス日本で培った社会貢献活動の精神をいかして、知的障害を持つ子どもとママが安心して通えるバレトンスクール(無料)の運営にも力をいれていくそうです。


kanami珂奈見さん
結婚後、二人の男児を出産しヨガに目覚める。産後の体調を整え、心身を健康に保つことの大切さを実感。35yogaインストラクター資格を取得。バレエの経験を活かし、バレエ + ヨガ + フィットネス を組み合わせたエクササイズ「バレトン(balletone)」の良さを実感し、講師になる。現在は自身のバレトン教室を展開。
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