そのひとことが反感を買う! 「うちの子、優秀かも…」と思ったときの会話術

だれでも自分の子供は、学業優秀、スポーツ万能、性格良しの人気者になってくれれば…なんて夢を描きますが、現実はなかなかうまくはいかないもの。

目次

・優秀な子どもを持つと嫉妬を買いやすい?
・このひとことが反感を買う
・日ごろから嫉妬をできるだけかわしたいときは

そのひとことが反感を買う! 「うちの子、優秀かも…」と思ったときの会話術

© matimix - Fotolia.com


でもなかには、小さいころから勉強ができたり、運動に秀でていたりという子どももいます。せっかく優秀な子に育ったのに、周囲のママからの「ねたみ」に悩んでいるママも多いみたいです。そんな嫉妬をうまくかわす術を覚えて、子どもに悪い影響が出ないようにしたいですね。

■優秀な子どもを持つと嫉妬を買いやすい?

優秀な子どもには、両親が教育熱心で周囲のだれもが納得するほど努力している場合と、とくに早期教育を行っていなくても飲み込みが早い、いわゆる「地頭がよい」場合にわかれます。

子供が優秀なら優秀なりの悩みというものはありますが、それを理解してもらうのはかなり難しく、気軽に話した内容から周囲にとんでもない誤解を与えてしまうことがよくあります。

母親というのは、自分の子どもとの出来をどうしても比べがちで、その結果落ちこんだり必要以上に子供に怒ってしまったりします。そして優秀な子どもを持つママ友のひとことに、腹が立ったり、つい悪口を言ってしまったり。
そんな自分がイヤでどうしようもない…というモヤモヤしたケースが多いようです。

■このひとことが反感を買う

「お子さん、頭が良くてうらやましいわ。どれくらい勉強させているの?」

成績優秀なお子さんの場合、こんな質問を投げかけられることも。「私はなにもしていなくて、子供任せなの」と、本当のことを答えてしまいそうになりますが、これは「親が手伝ってもこの程度しかできないうちの子は…」と反感を買いがちです。「夕食後に1時間くらい勉強しているみたい」などと、時間だけを具体的に返し、内容については触れないで流したほうが無難です。

「今度の試合、先発メンバーに選ばれたんだって? すごいね!」「今回はたまたま、まぐれで選ばれただけよ~。次回はどうかわからないわ」

これもごく自然な会話なのですが、劣等感が強い、ねたみやすい人には「まぐれでも選ばれないうちみたいな子だっているのに…。ひいきにされてるの?」とネガティブにとられがち。


「今回どうしても試合に出たいって、朝もひとりで毎日練習してたの」など、そのために努力していたことを話したほうが「そうか、うちの子が選ばれなかったのは努力がたりなかったからなのね」と納得してもらいやすくなります。

「○○くん、なんでもできてすごいですよね~」「いえいえ、部屋の片づけとか全然できないし、学校からのプリントもまったく出さないし、字も汚くて…」

なんでもできるわけではないと伝えたいがために、子供のダメなところを次々と並べてしまうのも「それくらいしか“できない”ことがないなんていいわね…」と逆に嫌みにとられることもあります。「いえ、上には上がいますから…」と濁し、話題を別のことに変えましょう。

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