連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
子どもを理系に育てる! 数字と楽しくふれあえる「さんすう」の絵本<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.29
算数の呪い
作:ジョン・シェスカ/絵:レイン・スミス/訳:青山 南/出版社:小峰書店
「算数の呪い」(絵本ナビ紹介ページ)
「たいていのことは、算数の問題として考えられますよ」といったフィボナッチ先生のせいで、女の子の頭の中は朝から問題だらけ。まるで呪いをかけられたみたいに感じる不思議なお話のラストは、どうなるのでしょう。一部が大きく太字になったり、枠の中に入っていたり、文章の配置やデザインもおもしろい個性的な内容ですが、答えはちゃんと絵本のどこかにあるので安心してくださいね。
はじめてであうすうがくの絵本1
作・絵:安野 光雅/出版社:福音館書店
「はじめてであうすうがくの絵本1」(絵本ナビ紹介ページ)
「さんすう」といわず「すうがく」と表現してあるので「大きい子向けの本かな?」と思うママもいるかもしれませんが、仲間外れを探したり、背比べをしたりと小さなお子さんと一緒に楽しめる絵本。難しい計算式を見ながら覚えるのではなく、頭をやわらかくして考えることで「すうがく」の感覚をつかみやすくなる子も。「数を数えるのは苦手」なお子さんもクイズを楽しむうちに苦手意識を克服できるかもしれませんね。
小さなお子さんから小学校中学年程度のお子さんまで、幅広く「かず」や「さんすう」とふれあえる絵本を紹介しました。中には「少し難しいかな?」と思えるものもあるかもしれません。対象年齢に合った一冊をすすめてみるのも良し。動物が好き、謎々が好き、そもそも数字が大好き! など、子どもの好きなものにぴったりな一冊を選ぶも良し。「かず・さんすう」への興味を深める、キッカケづくりになるといいですね。
データ協力:
絵本ナビ
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