連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
子どもがゲラゲラ笑う! 「うんち」から学ぶ知育絵本5選<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.35
うんちがぽとん
作・絵:アロナ・フランケル/訳:さくま ゆみこ/出版社:アリス館
「うんちがぽとん」(絵本ナビ紹介ページ)
主人公・まあくんがおばあちゃんにもらったのは「おまる」。でもどうやって使うのか分からずに帽子にしてみたり、花瓶にしてみたり…。イスラエルの作家が描いたこの絵本はトイレトレーニングがうまくいかず焦りを感じているママに「ゆっくりやっていこう」と思わせてくれる、いい「ゆるさ」があります。うんちにまつわる絵本はユーモアにあふれた作品が多い中、こちらは愛らしい挿絵と少し長めのストーリーが特徴的。まあくんの素朴で素直な表情にもほっこりします。
いっしょにうんち
作・絵:ふくだ いわお/出版社:フレーベル館
「いっしょにうんち」(絵本ナビ紹介ページ)
うんちがきらいないっちゃんは逃げ回ってばかり。そこへ動物たちがおまるを借りにきます。なんだか気持ちよさそうにうんちする動物たちをみて、いっちゃんは「ぼくもちょっとやってみようかな」とくまさんと一緒におまるに座り…。嫌がる子どもにどうトイレを覚えさせていくか、途方にくれてしまったときに読んであげたい絵本。自然なトイレトレーニングへと子どもを導いてくれる一冊です。
うんち でるかな?
作:新井 洋行/出版社:講談社
「うんち でるかな?」(絵本ナビ紹介ページ)
こちらは片観音ページが下に広がるしかけ絵本。ころころうんち、迫力のうんち、飛びながらうんち、細長いうんち… など、さまざまな動物のうんちがページをめくることで露わになるというお楽しみ要素がつまっています。最後はぼくの番! トイレに座って「うーん うーん」として出てきたうんちはどんなのだろう? 自分のうんちに興味がもてるようになりそうですね。
うんちはいきものによって違いがある、食べものによっても変化するといった学びがありながらも、うんちすることの楽しさ、おもしろさも教えてくれる絵本たち。今回ご紹介した知育絵本はトイレトレーニングのサポート本として活用できるだけでなく、子どもたちの笑顔をもっと増やしてくれるはずです。ぜひ、親子で楽しんでくださいね。
データ協力:
絵本ナビ
「『劇団四季』観劇デビュー」高山直子の“愛すべき日々のこと” Vol.29 | HugMug