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今年も無事に終わったお正月。子どもたちは各所からお年玉をもらい、1年で最も懐が豊かな時期かもしれません。でも、親としてはどこまで本人の自由に使わせていいものか、教育的な側面から悩む部分もありますよね。
今どきの子どもは、お年玉を誰からどのくらいもらっているの? どんなものに使っているの? 最新の情報をお届けします。
■お年玉平均額は? 一番くれるのはやはりあの人たち!
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まずはもっとも気になる金額面。株式会社バンダイが行った、「小中学生のお年玉に関する意識調査」(小学1年生から中学3年生の子どもを持つ親(子どもと一緒に回答できる方)900人対象、2017年1月実施)によれば、今年の小・中学生のお年玉の平均額は25,711円となっています。詳細は以下。
<小中学生のお年玉の平均金額>
・小学1〜2年生……19,473円
・小学3〜4年生……22,810円
・小学5〜6年生……25,223円
・中学生……32,130円
・小・中学生全体……25,711円
小学校低学年でも、平均2万円前後の金額をもらっている実情が明らかに。全体的に子どもの数が減っている分、一人がもらえる額が上がっている、という背景もあるのでしょう。中学校に上がると、3万台をゆうに超える額に。
成長はうれしいものの、自分が子どもや親戚の子どもにあげる額も年々上がっていくのかと思うと、なかなか大変だな……というのが親世代の正直な感想かもしれません(笑)。
また、お年玉をもらった人数は、平均5.01人。
一番は祖父母で(93.4%)、ついでおじ・おば(74.3%)、父母(65.6%)という順となりました。おじいちゃん、おばあちゃんの支援力が一番大きいのは、皆さんも予想どおり、といったところでしょうか。
■「子どもが自由に使えるお金」は総額のうち、どのくらい?
とはいえ同時に、「2〜3万円ものお年玉を、すべて子どもの自由に使わせている家庭はそれほど多くない」という事実も分かりました。同調査では、「子どもからお年玉を預かっている」という親が66.2%、全体の3分の2をしめています。
さらに、子どもが自分で自由に使える平均額は、小学生では総額の約35.1%程度。「好きなもの1つだけ購入して残りは貯金」「年間のお小遣いとして1年間やりくりさせる」といったルールを課している家庭も多く見られました。
一方、中学生になると、自由に使える額もアップして、総額の55.9%。親も「計画的に使う」「無駄遣いしない」とは伝えるものの、使い方は基本的に本人の意思に任せている家庭が多いようです。
「お金の使い方を教える」のも、大切な教育のひとつ。お年玉はそのいい学習機会だと考えて、なんらかの決まりごとを作ってみるのもよさそうですね。
■お年玉を何に使っているの?
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続いて、お年玉の使い道にも注目してみましょう。
<お年玉の使い道 総合トップ10>
1位:貯金(39.2%)
2位:お菓子やジュースなどの飲食物(29.1%)
3位:ゲーム機・ゲームソフト(28.3%)
4位:文房具、雑貨(23.9%)
5位:おもちゃ、カードゲーム(22.6%)
6位:書籍(マンガ以外)(22.1%)
7位:マンガ(21.2%)
8位:ゲームセンターで遊ぶ(13.6%)
9位:衣服・衣類雑貨(10.1%)
10位:映画館で映画を観る(9.8%)
ダントツの一位は「貯金」でした。小学生全体、中学生全体、女子総合のランキングにおいても、1位を獲得しています。女子に至っては、45.5%という高い数字が。女の子のほうが、堅実な傾向が強いようですね。
また注目すべきは、男子総合のランキング。
「ゲーム機・ゲームソフト」(39.5%)が1位を取っており、トップ5に「おもちゃ、カードゲーム」が入っていたり、「書籍」より「マンガ」のほうが上位で5位だったりと、大きな特徴が表れています。
「ゲーム、おもちゃ、マンガ」という三種の神器(!?)を好むのは、男の子に顕著な傾向といえそうです。
一方、女子総合のトップ5を見ると、「文房具、雑貨」「書籍(マンガ以外)」がランクインするなど、中学生全体のランキングと近しいラインアップになっているのも印象的。女の子のほうが比較的、大人っぽいものを好む時期が来るのが早い、そんな傾向はあるのかもしれません。