息子に限らず、眠る時間を惜しんで遊び続けたいと願う子どもは多いはず。
息子が2歳の頃にはほぼ100%だったお昼の寝かしつけの成功率も3歳になり体力がついて、どんどん落ちている。
寝ても30分で起きたり夕方に寝たりと不規則さが目立つようになった。息子の場合は眠たくなっても「眠たい」とは絶対に言わない。
体力の限界まで遊んだある晴れた日には「まぶしい!」と言ってグッと目を閉じて「まぶしい…まぶしい…眠くない…まぶしいだけ」と繰り返しながら粘った。
またある時は急に黙り込み厳しい目つきで宙をにらみ続け、こちらから「少し寝る?」と尋ねようものなら即座に号泣するのだった。
親としては息子が昼寝をしている間に済ませたい家事がいくらでもあるので、いくつかのパターンで寝かしつけを試みる。
まずはオーソドックスなやり方だが、昼寝して起きた後の計画を話して納得させて寝かせる方法[成功率60%]。
妻がミニカーで遊ぶ息子の相手をしている。
息子「困っている人はいないかな〜」とパトロール中。
妻「助けて〜。火事だ〜。」
息子「消防車、放水始め!ジャ〜」
この流れを4セットも繰り返すと大人は眠くなる。
妻「そろそろ寝よう?」
息子「やだ!もっと遊びたい!」
妻「お昼寝してから続きをやろう」
息子「やだ!今が良い!今が良いのっ!」
僕は今この瞬間を精一杯楽しみたいのだという一点の曇りもない主張が発動すると、説得する言葉も無くなってしまう。
室内でできることよりも「昼寝から起きたら公園行こう」など、外に出ないと実現できない提案がおすすめです。
次は少しアレンジして、寝る前に一つのイベントをクリアして息子の欲求を満たしてから寝かせる方法[成功率75%]。
僕「じゃあ寝る前に1冊だけ絵本を読もう」
息子「これが良い!」
僕「よし!読んだから寝よう」
息子「次これが良い!」
僕「1冊だけっていったでしょ」
息子「もう1冊が良い…(半泣き)」
僕の体力・気力がある時はここからさらに2、3冊読む。
それでも息子の欲求が満たされない時は、
僕「はい、おしまい」
息子が前のページをめくり「この子の名前誰だっけ?」とオリジナルクイズを始めて粘る。
最後の手段はとにかく外で走り回って疲れさせる方法。[成功率80%]。
方法でもなんでもないけれど、結局一番効果があるのはこれ。。。体力の限界が来れば着替えもせずに眠ってしまう。休日はただただ晴れてくれと願うばかりです。
インドア派の息子を公園に連れ出すことに成功しても、遊びといえば落ち葉拾い、小枝集め、砂場遊びが中心でズーッとどこかに腰掛けて遊んでいるので
「あ、こんな長い枝あったよ!」「こっちドングリいっぱいあるよ!」
などと遠方から声をかけて呼び寄せて歩数を稼ぐのでした。
いずれの方法も効果が出なかったある日、息子は相変わらず元気にパトロールを繰り返している。
妻の忍耐の限界が近づき、だんだんと息子の呼びかけに答えることが出来なくなってきた。
息子「困っている人はいないかな〜」
妻「いないんじゃない」
こうして世界に平和が訪れた。
…しかしその直後、息子の「いるでしょっ!!」で大泣きの大恐慌が始まるのであった。
つづく
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