連載記事:【親子で楽しむ絵本の時間】
子どもの集中力を高める絵本! 「心」をきたえてスポーツ力もアップ 【親子で楽しむ絵本の時間】 第10回
■恐竜とあそぼう!
作・絵:黒川みつひろ/出版社:小峰書店
「恐竜とあそぼう!」
ステゴサウルスやティラノサウルスなどが登場するこちらは、従来の恐竜絵本とはひと味違います。たとえば恐竜の体のところどころに穴があいており、ぴったりはまるイラストを選ぶパズルや、どの恐竜の足跡かをあてるクイズ、2枚のティラノサウルスのから異なるところをさがす間違いさがしなど…。始めから終わりまでゲーム感覚でたっぷり遊べるから、絵本好きなお子さんでなくても時間を忘れて楽しめます。「今まで恐竜系の絵本は図鑑や迷路でしか見たことがなかったからうれしい」と恐竜好きのお子さんを持つママたちからも好評です。
■どこにいるかわかるかな?
作:ブリッタ・テッケントラップ/訳:木坂 涼/出版社:ポプラ社
「どこにいるかわかるかな?」
ずらっと並んだ青や緑のカメさんたち。そんなカメさんたちのなかに1匹だけ、甲羅のなかにかくれている子がいます。かと思ったら次は1匹だけ歩いてる子も! 黄色のページには赤やオレンジ、黄土色など絶妙な色の鳥たちが並び、そのなかに1匹だけミミズを加えている鳥がかくれています。色の美しさと愛らしいイラストがマッチし、おしゃれなインテリアにも見えてくる一冊。豊かな色彩に心を満たされながら、お目当ての動物をさがしてみましょう!
■おつかいくん
作:鈴木 のりたけ/出版社:小学館
「おつかいくん」
かいがらをかぶったユーモアたっぷりのおつかいくんが主人公の迷路遊び絵本がこちら。登場する8つの迷路は膨大な情報がつまった笑えるイラストの宝庫です! さまざまなキャラクターが違った場所で起こす行動に思わずクスリと笑ってしまいます。おつかいくんはみんなから「おつかい りょうかい!!」と頼みごとをひきうけて迷路へと迷い込んでいきますが「お母さんからのおつかいは大丈夫?」と読者が心配し始めたところで、ちゃんと頼もしさを見せてくれます。最後にはきちんとオチのある、遊び心のつまった一冊です。
子どもに集中力をつけたい、高めたいと思っても「なにをどうすれば」で悩んでしまうこともありますよね。そんなときに役立つのが今回の絵本! 楽しみながら集中力を養うことができるので、子どもたちも目を輝かせながら読んでくれるはずです。
我が家の巨匠、小1末っ子から新作絵本が! その壮大な物語に夢中…!【めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々 第403話】