2017年7月6日 21:00|ウーマンエキサイト

旅行だけじゃない! 自然に外国のことを子どもに伝える方法【親子で楽しむ絵本の時間】 第12回



■国旗のえほん

国旗のえほん
編集:戸田やすし/出版社:戸田デザイン研究室
「国旗のえほん」

ユニークな世界の国旗がページいっぱいに楽しめる国旗絵本。その国が世界のどこにあるかと、首都の名前も一緒に覚えることができます。国旗絵本はたくさんありますが、この絵本が人気なのは印象に残るよう配置された国旗の構成と、色のあざやかさ! まだ字が読めない子も色の組み合わせや描かれたモチーフなどをみてお気に入りの国旗がみつかるようです。普段、まじまじとみることのない国旗もよく観察してみると細かな絵や模様が描きこまれていることに気づきます。子どもが世界に興味をもつキッカケづくりにも役立ちそうです。


■シモンのアメリカ旅行

シモンのアメリカ旅行
作・絵:バーバラ・マクリントック/訳:福本 友美子/出版社:あすなろ書房
「シモンのアメリカ旅行」

うっかりやのシモンは落し物の天才。前作ではパリでたくさんの落し物をしていましたが、今度の舞台は20世紀初頭のアメリカ! 絵本ではアメリカ中にちらばったシモンの落し物を探しながら、ついでに国の歴史まで楽しむことができます。探し物絵本ではありますが、各ページで描かれる旅先の景色もなかなかの見もの。今とは違う時代にタイムスリップしたような、不思議な気分を味わえます。巻末には各ページの風景解説もあるので、再度読み返せばまた違った感想を抱きそうですね。

■WORLD ATLAS 世界をぼうけん!地図の絵本


WORLD ATLAS 世界をぼうけん!地図の絵本
文章:ニック・クレイン/イラスト:デビッド・ディーン/翻訳:柏木 しょうこ/出版社:実業之日本社
「WORLD ATLAS 世界をぼうけん!地図の絵本」

世界地図を思い浮かべたとき、その中心は日本である人が多いはず。でもイギリス生まれのこの絵本で世界地図の中心にあるのは、ヨーロッパやアフリカです。日本は東の端にとても小さく描かれています。読んでみると、名前のついた海や大陸も実はまるい地球の上でつながっていることがわかります。地球上に生きるもの、人が生んだ文化のすばらしさ、そして避けられない環境破壊の現実といったメッセージが込められ、絵本ながらに地球で生きることの意味を問う、奥の深い一冊となっています。

小学校から英語教育をとりいれるところも増え、小さなうちから外国の言葉や文化にふれあう機会も多くなりました。世界には自分とは違うたくさんの人がいて、その場所の言葉で、その国らしい生活をしている。絵本を読み終われば、ここから広がる世界のことをもっと知りたくなるお子さんもいるかもしれませんね。

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