コミックエッセイ:下請けパパ日記~家庭に仕事に大興奮~
行きたくないけど、帰りたくない保育園【下請けパパ日記~家庭に仕事に大興奮~ Vol.36】
3歳の息子は少し前までは僕や妻よりも早く起きてすぐに僕をたたき起こしていたのに、最近はめっきり朝が弱くなった。
遅く起きてきて保育園に行く支度もせず朝ご飯も食べずにブロックに夢中になってしまう。
何度か呼びかけてようやく朝食を食べ始めると、今度は途中で立ち上がってブロックの手直しを始める。一分一秒を惜しんで遊び続けるのだった。
そうこうしているとあっという間に出発の時間になってドタバタと着替えて飛び出すことになるのだが、遊び足りない息子はのろのろと面倒くさそうな動きで「まだお家で遊びたい〜」と嘆くのだった。
ところが、保育園に着くと息子の態度は一変する。
教室に入って一緒に着替えやタオルの準備を済ませるや否や「もう遊んでいい?」と今度は保育園で遊ぶことで頭がいっぱいになっているらしい。
僕が「いいよ…」と言い終わる前にダッシュで立ち去ってしまった。バイバイすら無い…。
夕方、お迎えに行くと息子はなかなか教室から出てこない。お茶を飲んで一服したり、今日作ったブロックを次々に披露。そしてそのブロックを一個一個パーツごとに分解してゆっくりと片付けを始めるのだった。
「外が暗くなっちゃうから早く帰ろ〜」と懇願すると息子はようやく重い腰を上げる。
やれやれと下駄箱で靴を履かせて外に出ようとした瞬間、息子は「オシッコ!」と叫んで履いたばかりの靴を脱ぎ捨て、トイレに駆け込んだ。
また振り出しに戻ってしまったと落ち込んでいたら、トイレからは息子の陽気な鼻歌が聞こえてきた。
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