連載記事:【親子で楽しむ絵本の時間】
危険生物、偉人がまるわかり! 好奇心のスイッチを押す図鑑【親子で楽しむ絵本の時間】 第27回
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子育てしていると「こんなこと、いつ知ったのだろう?」と子どもの知識に驚かされることはありませんか? 特に「好きなこと」への子どもの知識欲は、目を見張るものがありますよね。そんな子どもの知的好奇心を存分に高めるアイテムとしておすすめなのが「図鑑」です。今回は一風変わったユニークな図鑑をまとめてみましたので、ご紹介していきましょう!
■せつない動物図鑑
著:ブルック・バーカー/訳:服部 京子/出版社:ダイヤモンド社
「せつない動物図鑑 」
「つねにおしりを見ています」という帯に目がとまってしまう、動物たちの知られざる真実をまとめたこちらの図鑑。「カメはおしりの穴から息をする」「ゴリラは人間からかぜをうつされる」など、登場する112の動物たちからあふれだす切なくも愛おしい側面に「ほんと~?」と親子で顔を見合わせながら、クスッとさせられてしまいます。プレゼントにも最適で、贈り先全員から「これはおもしろい!」と絶賛されたママもいるようです。ゆるくてほっこりするイラストも、図鑑の魅力を倍増させていますね。
■ざんねんな偉人伝 それでも愛すべき人々
著:青山 知幸/出版社:学研
「ざんねんな偉人伝 それでも愛すべき人々」
エジソンや野口英世、アインシュタインら偉人たち。天才肌のイメージがある彼らの素顔をとりあげているのがこちら。「すごい人」で知られている彼らですが、超ワガママで周りに迷惑をかけてばかりだったり、得意なこと以外は何もできなかったりと、意外にもダメダメなところがあることが分かります。人間らしい一面に触れれば「自分と同じじゃないか」と親近感を覚え、できないことにも挑戦する前向きな気持ちが生まれるかもしれません。
すでに偉人の知識がある年齢で読むと、おもしろさがアップするかもしれませんね!