■毎日の支度や早寝早起き「生活習慣」どう身に付ける?
子ども自身が早寝早起きをし、支度をして出かけ、整理整頓までするのが理想。でも、わが家では、いまだに親が起こし、着替えを手伝い、片付けもやってあげている状態です。小学生になるにあたってどう自立させるのか、悩むところです。
「毎晩、早寝を心がけ、遅くとも9時半には寝かせるようにしました。たとえ宿題が終わっていなくても、『連絡帳に書いてあげるから寝なさい』と、
勉強よりも寝ることを優先させました(小2女の子ママ)」
「保育園時代より起きるのが早くなるため、最初は
『ご褒美作戦』を実行。カレンダーに早起きシールがたまったら、大好きなわらび餅をあげていました。すると、1カ月くらいで早起きの習慣が身につきましたよ(小2女の子ママ)」
「入学時に
『学校から帰ってきたらやることリスト』を作りました。また、娘専用の棚を作り、自分で管理させています(小3女の子ママ)」
「忘れ物をしたり洗濯物を出さなかったりは日常茶飯事ですが、
自己責任というのが、わが家のルール。
ただ、周りに迷惑がかかる時は、忘れ物を学校まで届けることもあります(小2男の子ママ)」
「忘れ物が多かったのですが、あえて
手伝わずに放っておくことに。結局、自分が困るだけなので、3年生くらいからまったく忘れ物をしなくなりました(小4女の子ママ)」。
親はあえて手を出さずに、子どもの自主性に任せているママが多いようですが、一方で「実は今でも、着替えから片付けまでつきっきりで世話しています(小1女の子ママ)」の声も。
周囲と比べてあせるのではなく、各家庭のペースで進めていくのが良さそうです。
■環境の変化や毎日の勉強…ついていけるか心配
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自由に遊べる園とは異なり、小学校は勉強の場。イスに座って先生の話を聞き、帰宅後には宿題をする。そんな生活についていけるのか、はたして退屈しないのか、という不安もあります。
「保育園時代が相当楽しかったようで、夏休みくらいまでは
『保育園に戻りたい』と言っていました。
あえて深刻にとらえず、『そんなに楽しい園生活でラッキーだったね』と軽く流していました(小2女の子ママ)」
「公文をやっていたこともあり、勉強する習慣は入学前から身に付いていました。
友だちができてからは、学校生活を楽しめるようになったと思います(小1男の子ママ)」
「お勉強するというのがお姉ちゃん気分になり誇らしかったようで、張り切っていました。みんなの前で発表したり、ほめられたりという
快感を知ったらしく、授業にはすぐに慣れました(小2女の子ママ)」
「小学校に上がる前に、授業中はずっと座っていないといけないんだよ、と言い聞かせました。最初は、なぜ学校に行くのか、授業の意味などわかっていないようでしたが、2年生になり
新1年生が入ってきた時に自覚が芽生えた様子(小2男児ママ)」
「入学当初は子どもが頑張りすぎてしまい、
夏休み前に疲れが出てしまいました。それ以降は、注意して見守り、様子が違う時は声をかけて話を聞くようにしました(小2男の子ママ)」
急激な環境の変化に、子どももママも戸惑うのは仕方ないこと。子どもの気持ちに寄り添ってサポートしつつ、「勉強は楽しいもの」「学校は楽しいところ」というメッセージを伝えていくのが大切なようです。
最後に、小学生ママたちからアドバイスをご紹介しましょう。
「小学生になると、子どもは自分で世界を広げていき、親は置いてきぼりになります。
とはいえ、まだ子どもなので、
友達の親と連絡を取り合うなどフォローが必要(小2女の子ママ)」
「子どもの前では、
学校や友達の悪口は言わないこと。勉強も毎日無理にやらせず、授業についていければOKという程度でいいと思います(小4女の子ママ)」
「親は心配してしまうけれど、やってあげられることはあまりありません。常に見守ってあげて、必要な時に
すかさずサポートしてあげればいいと思います(小2男の子ママ)」
あまりナーバスになりすぎず、子どもを信じて見守ってあげること。一方で地域とのつながりを作り、子どもの友人関係はフォローして、セーフティネットを築くこと。しっかりと準備をしつつ、親子ともに新生活を楽しんでいきたいですね。
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