ルパパトはWレッドでイケメン俳優もW! 親子で夢中になる理由は?
© 2018 テレビ朝日・東映AG・東映
1975年のスタート以来、さまざまなヒーローを生み出してきた「スーパー戦隊シリーズ」。先日惜しまれつつも終了した『宇宙戦隊キュウレンジャー』に代わり、2月11日(日)より新たなスーパー戦隊シリーズ
『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(以下「ルパパト」)が始まりました。
そこで、いままで特撮ヒーロー作品を観たことのなかった筆者が、同じく特撮ヒーロー作品デビューを飾る3歳の息子の反応を混ぜながら、第1話を観て感じた“おもしろさ”を紹介しようと思います。
■男の子にとっては、“カッコいい”がすべて
タイトルを見て「あれ?」と思う人も多いかと思いますが、今作は「VS」=対決劇です。対峙(たいじ)する2つの戦隊のモチーフは
“快盗”と
“警察”。これまで「正義VS悪」を貫いてきた同シリーズ初の、ヒーロー同士がぶつかり合う構造なのです。
物語は、稀代の大快盗アルセーヌ・ルパンが集めた宝物「ルパンコレクション」が、異世界から現れた犯罪者集団「ギャングラー」によって奪われてしまったことから始まります。ギャングラーから、不思議な力を持つルパンコレクションを盗り戻すため戦う
“快盗戦隊ルパンレンジャー”。
一方、
“警察戦隊パトレンジャー”は、人類をギャングラーから守り、ルパンコレクションを押収しようとしますが…。
倒す相手は同じでも、快盗と警察という立場、そして心に秘めた信念も異なる2つのスーパー戦隊。勧善懲悪にくくることができないバトルになりそうです。
オープニングシーンでは、高層ビルの窓ガラスを割って派手に登場するルパンレンジャ ー(© 2018 テレビ朝日・東映AG・東映)
特撮ヒーロー作品を初めて観る3歳男児がこの複雑なストーリーを楽しめるのか? と思いながら観始めた筆者でしたが、そんな不安は冒頭5分で吹き飛びました。オープニングは、コレクションの力を使って悪事を働くギャングラーを、ルパンレンジャーが倒すというアクション満載のシーン。3歳男児はこの5分でくぎ付けになったのです。
そして、変身シーンでは「快盗戦隊ルパンレンジャー!」という名乗りのあと、すぐにまねをして「かっこいー!」と。息子にとっては、快盗か警察かなんて関係ない、
「カッコいいかどうか」が大事なのです。
「やっぱり男の子だなぁ」なんて、母はほっこり思ってしまいました。
ちなみに放映終了後、息子に「どっちが好き?」と聞いたら、「ルパンレンジャー!」と即答。どうやら息子のハートはルパンレンジャーに奪われてしまったようです。