コミックエッセイ:ムスメと/北海道編 @kita.acari
ムスメとねこ【ムスメと/北海道編 @kita.acari 第27話】
「にゃんにゃん…こわーい。にゃんにゃんこわいよー」
てちてちご機嫌だった足取りは次第にゆっくりになり、そのうち後ずさりとなり…立ち止まるとこう呟きました。
あんなに愛してやまなかった猫を目の前にしながら突然言い放たれた帰宅宣言に驚きましたが、本能的に親の私には分からなかったリアルにゃんにゃんの不機嫌オーラを感じ取ったのかもしれません。
可愛らしくデフォルメされた人形やイラストからは分からない、肉食獣としての恐ろしさを…。
結局その日はそのまま手をつないで、大人しくおうちに帰ったのでした。