コミックエッセイ:ムスメと/北海道編 @kita.acari
ムスメとはる【ムスメと/北海道編 @kita.acari 第28話】
そんな冬もそろそろ終わりかなぁと思い始めていた2月末ごろのこと。
いつもより暖かい、よく晴れた朝でした。
いつもの散歩コースに、ほんの10メートルくらいの小さな並木道があります。
冬の間は丸裸の見るからに寒々しい並木道です。
が、街路樹の枝先に溜まった溶けかけの雪は小さな雪ぶくれみたいなものになり、それが無数に枝先につくと、丸裸の木は花がついたようになり、それが風で一斉にひらひらと舞い落ちてくると…
まっしろな桜吹雪のできあがり!
実際雪なので「桜吹雪」というよりは「吹雪桜」に近いかもしれませんが…
本当の桜より一足先に、すぐそこまで来ている春を見せてくれたのでした。