東大合格佐藤ママ・平野美宇選手のママ対談! “自活”させる教育方法

ママたちにとって永遠のテーマとも言える「子どもの育て方」。正解がないものだからこそ、ほかのママたちがどんな子育てをしているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

東大理Ⅲに兄妹4人全員が合格したという佐藤ママこと佐藤亮子さんと、昨年の世界選手権で銅メダルを獲得した卓球選手・平野美宇さんの母・平野真理子さんのお二人が、「どうすれば子どもの『生き抜く力』を育てることができるのか」というテーマで対談していただきました。

目次

・嫌いなもの、苦手なものを克服するには
・佐藤ママ流「暗記したいものは斜めに貼る」とは?
・「集中できない」は子どもの問題ではなかった!
・子育ての最終目標は、自立よりも“自活”
・子どもの「生きる力」を育てるためには

佐藤ママこと佐藤亮子さん(左)卓球選手・平野美宇さんの母・平野真理子さん(右)

佐藤ママこと佐藤亮子さん(左)卓球選手・平野美宇さんの母・平野真理子さん(右)


東大合格、世界で活躍するスポーツ選手。こんなすごい子を育てるお母さんは、どんな子育て方針を持っているのか、そして子育てのゴールとは何だと思っているのかをたっぷりお話をうかがいます。

■嫌いなもの、苦手なものを克服するには

東大理Ⅲに兄妹4人を合格させた佐藤さんは勉強法やスケジュールの立て方など、こだわりの持論で成果を出してきたママ。一方の平野さんは元教師で、退職後は卓球教室を開設。長女の美宇さんが3歳の頃から卓球を教えていました。


このように聞くと、お二人の子育て法は、「厳しいスパルタなのでは?」と思ってしまうかもしれません。しかし実際にお二人の「子育ての基本方針」は意外にも「親子で楽しく」でした。
東大に兄妹4人全員が合格したという佐藤ママこと佐藤亮子さんと、卓球選手・平野美宇さんの母ん・平野真理子さん対談

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「子どもが納豆が苦手なとき、ただ『食べなさい』って言うんじゃなくて、納豆でプリンを作ってしまうんです。カップ型にまずは納豆を入れて、上からご飯をギュッギュッと押し込んで、お皿にひっくり返す。名付けて“なっプリン”。こうすると、楽しくなって食べるんです。
なんでも遊びながらやっていました」(平野さん)
東大に兄妹4人全員が合格したという佐藤ママこと佐藤亮子さんと、卓球選手・平野美宇さんの母ん・平野真理子さん対談

平野さんご家庭で作られていた「なっぷりん」。水色の服が平野美宇さん、白い服が妹の世和さん


「『苦手なものをいかに克服させるか』というのは、工夫次第ですね。平野さんのように、まずは既成概念を疑ってみて、『こうしたら子どもにウケるかな?』と考えて、自分なりにカスタマイズするのが大事だと思います。そうしたら親自身も楽しくなって、親子で笑顔になる。」(佐藤さん)

子どもが苦手とするもの、たとえば食べ物や生活習慣などがあれば克服させたいと思うのが親心。でも正面から苦手なものに立ち向かわせるのではなく、平野さんは「楽しさをプラスアルファ」することでいつの間にか克服させてしまうのだそう。

■佐藤ママ流「暗記したいものは斜めに貼る」とは?

東大に兄妹4人全員が合格したという佐藤ママこと佐藤亮子さんと、卓球選手・平野美宇さんの母ん・平野真理子さん対談

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佐藤さんが編み出したアイデアは、著書などで広く知られているものが多くあります。そのなかには、実際に平野さんが実践しているものもいくつかあるそう。

●「2ヵ月カレンダー」
通常のカレンダーは1ヵ月が終わってから、めくります。
しかしこれだと、次の月のはじめに予定があったとしても、めくらないと気がつかない。カレンダーをめくって、はじめて「あと〇日しかない!」と焦ることに…。そこで2ヵ月分並べて貼ることで、大事な試合、大事な試験といった予定に向けて、先を見とおして準備することができるというわけです。

●「暗記したいものは斜めに貼る」
「紙に暗記したいことを書いても、キレイに貼ったらダメなんです。斜めに貼ることで、違和感・気持ち悪さが生じる。だからこそ自然に目がいって覚えてしまうんですね」(佐藤さん)

これこそ発想の転換。子どもがどうしたら楽しんでくれるか、自然にできるようになるのかを徹底的に考えて導き出されたアイデアです。


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