ウーマンエキサイトで連載中のちゅいママさんの記事
「日本の義務教育で本当に教えて欲しいことは? 夫婦で話し合ってみた」で、日本の義務教育に関するアンケートを実施。
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「義務教育で今後
重視してほしいと思うこと」「今の義務教育で
見直した方がいい(減らしてもいい)と思うこと」について、さまざまな意見が集まりました。
■“お金”にまつわる社会の仕組みを教えて!
2020年度から小学校でのプログラミング教育、英語の必修化が始まります。パパやママは、子どもたちが自分たちの小学校のときとは違う教育を受けることに不安や期待を抱いているのではないでしょうか。ちゅいママさんとご主人も、これを機に「義務教育」について話し合ったそうです。
おふたりがまず「義務教育で今後重視してほしいと思うこと」は、ずばり
“お金” のこと。お金は貯金するだけでなく、
「増やす」「活用する」方法もあるんだということを教えてほしいということで、それに共感するコメントや、税金や年金といった“お金”にまつわる
社会の仕組みについて「教えてほしい」という意見が多数集まりました。
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社会の仕組みについて、しっかり学習すべきと思います。給料をもらうと、いくら、どこに、なぜ納税するのか。働き方、正社員と派遣社員、自営業の仕組み。年金や保険制度の意義、どんな場合にどのような社会保障があるのか教えてほしい。
お金、税金、社会保険などなどの社会の基本的な仕組みを知らない人が多すぎる。確定申告(自分の税金の計算)くらい自分でできるようになるべき。FPの勉強内容を授業でやってほしい。
政治についても、若い意見がより反映されやすいように選挙に行く姿勢を養ってほしい。
性についても、生理が始まる頃から教えるのではなく、保育園、幼稚園から男女の違いを教えるべき。知ることが自分の身を守る事になると思うから。
■多様性を認めないと、世界から遅れていく
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ちゅいママさんご夫婦からは、
「自分の意見を自分で考えて述べる」教育をしてほしいという意見も。これにも賛同の声が挙がり、
“ディスカッション” や
“ディベート” を積極的に取り入れてほしいとのコメントが寄せられました。
●ディスカッションと、働くこと
ディスカッションは、自分の意見を持つこと、発信することの大切さ、さらには協調性や気配り、視野を広くもつ重要性を学べると思う。応用編でディベートも取り入れるとおもしろい。
働き方について。まずは働くことの意味、働き方の選択肢、マイナーな職業についてなど小学生から取り入れてほしいです。
マイナーでも生活を支えているお仕事も早くから知ってほしい。
●性教育
日本では、恥ずかしい事として隠してしまう傾向がある。でも、小さなときから性に関してオープンにして、きちんと知り理解する機会があれば、性の問題や不妊治療、望まない妊娠・中絶などで苦しむ人たちが今より少なくなるのでは? と思う。
●人権・権利の大切さ
もっとかみ砕いて分かりやすく教えて欲しいです。いじめも、性犯罪も、暴力も、差別も、すべて相手の人権・権利を軽視・無視した結果起こるものだと思うので。相手を尊重することの大切さを具体的に伝えて欲しいです。
●多様性を認める
「みんなと同じが良い」という風潮、日本にはありますよね。多様性を認めないところに日本という国が他の国に遅れをとり、伸びていかない理由があると思います。
その子らしさを認め、それを伸ばすような教育を。そして平均的に良いよりも、何か得意なこと、好きなことを見つけ伸ばすような教育が良いと思います。
●インターネットリテラシー(インターネットを正しく使うための知識、能力のこと)
子どもたちは生まれたときから当たり前のようにある世界。親が思ってるより子どもたちはネットの世界を自分たちでも使いこなすけど、それに伴うリスクなどは無知な子どもが多いと思います。だから学校でインターネットを使ったたくさんのメリットやそれにまつわる良くないことも教育していってほしいと思います。
●交渉能力
アクティブラーニング、生徒が能動的に学べるような授業を行うこと。
●環境問題
使い捨てが主流になりつつあるけど、その先を見据えて使い捨てているのか。もっと積極的に環境問題を取り上げて欲しい。
そして、教育するべき問題だと思う。未来を生きるのは自分たちだから。親は未来の環境はどうにもしてあげられない。