母親だからって頑張れないときもある! 夫の一言に大爆発した母の叫びに、今なお反響!
産後疲れた体を奮い立たせながら、授乳におむつ替え、寝かしつけ…。まるで永遠に続くと錯覚するようなエンドレスな赤ちゃんのお世話に精神的に追いつめられるママたちは決して少なくないはず。
そんな産後育児の辛い現実とリアルな母の叫びを描いた
『育児で1番辛いときに「頑張れ」と言われて爆発したときの漫画』(ちずるさんのブログ「むすメモ!」より)は、発表以来今なお多くのママたちから反響を得ています。
■何をしても泣き止まない…体力と精神の限界に苦しむ産後育児
場面は、産後2ヶ月頃のある日。
「お母さんやめたい」とまで産後育児に追いつめられる母の切実な様子から始まります。
産後のだるい体をひきずったまま、30分~1時間にも及ぶ授乳にお風呂、さらに着替えにおむつ替えと、休むことなく続く赤ちゃんのお世話。
その上、朝昼晩と赤ちゃんはずっと泣き止まないため、眠る時間さえありません。十分な睡眠をとれないまま朝を迎え、再びわが子との二人っきりの一日が始まります。
「旦那に迷惑をかけたくない、でもそろそろ限界かも…」。産後育児をひとりで抱え込む毎日のなかで、静かに近づく限界の足音。
24時間体制で続く産後育児は、「母性で乗り切れる」なんて言えるほど、生ぬるいものでは決してありません。
■「頑張れ」に大爆発したあの日のこと
体力面、精神面とも限界を迎えようとしていたある日、夫の口から何気なく出た「頑張って」の一言でついに大爆発することになります。
今までピンと張っていた糸がプツンと切れ、抱えていた感情を吐き出すように大泣きする母。
そして、泣き続けるわが子を布団に置き去りにして、別室に隠れるように逃げ込みます。
ついに追いつめられ、行き場をなくした母の姿は、見ていても胸が締め付けられるほど…。産後当時の自分自身と重ね合わせて、涙したというママたちからも多くの共感の声が寄せられたシーンでもあります。
そして漫画の中で描かれる「もう頑張れない」と言い放つ母の苦しみは、寝不足かつ赤ちゃんのお世話に疲れているという、
シンプルな苦しみだけじゃないってことにも注目したいのです。
「母親だから頑張れる」
「子育ては母親の仕事」
知らぬうちに女性たちが背負う心のプレッシャー。そんな母親が抱え込みやすい心の闇を、作者は産後育児の大変さを物語るひとつのメッセージとして描いています。
そして、感情の糸が切れた母は、混乱し、ついには“刑務所なら一日3時間は寝られるかな”などど、現実逃避を始めます。