連載記事:ママが知るべき「子どもの感染症」傾向と対策
予防接種で水ぼうそうを防ごう! ワクチンを何回打つのがベスト?【ママが知るべき「子どもの感染症」傾向と対策 第3回】
■水ぼうそう予防「ワクチンは2回接種が基本!」
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ワクチンが定期接種化されたことで、乳幼児の患者数は減っていますが、それ以前の任意接種時代にはワクチン未接種の人が比較的多くいます。
年齢の大きな子どもの患者数はあまり減っていないようなので、上に歳の離れたきょうだいがいる場合などは気をつけておきたいですね。
ワクチンは1回の接種で重症化を防げますが、しっかりと免疫をつけるために2回接種がすすめられています。
【水ぼうそう 予防方法】
1歳以上3歳未満の子どもは、1回目を受けてから3カ月以上あけて2回接種します。感染力が強いため、1歳になったらすぐ接種するようにしましょう。費用の負担はありますが、日本小児科学会では3歳以上でも2回目の接種を受けることを推奨しています。
【水ぼうそう 登校(登園)基準】
学校保健安全法により、すべての発疹がかさぶたになるまで出席停止とされています。
1回かかってしまうと、症状がおさまるまで1週間くらいかかる水ぼうそう。
働いているママにとっては、インフルエンザ同様に頭を悩ませる感染症です。1回しかワクチンを接種していない場合は、忘れずに2回接種して確実に防ぎたいですね。
参考サイト:
・国立感染症研究所「水痘ワクチン定期接種後の水痘発生動向の変化」 https://www.niid.go.jp/niid/ja/varicella-m/varicella-idwrs/7620-varicella-20171020.html
・日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」 http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=46
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