■夫婦喧嘩の解決法、その秘訣は何?
©metamorworks - stock.adobe.com
それでは、そもそも喧嘩せず円満だという夫婦、きちんと自分が悪い方が謝れるという夫婦は何が違うのでしょうか?
「喧嘩はしたことがないです。夫婦に必要なのは理解と妥協と思いやりなのかなと思います。お互いをよく理解しているので、イライラもしなくなりました」(神奈川県 20代女性)
「喧嘩になったときはなぜ喧嘩になったかを話し合って、お互い納得して悪い方が謝る」(千葉県 40代女性)
「やっぱり悪いことをしたら謝る。それは大人だろうと子どもだろうと、年も性別も関係ないです」(茨城県 30代女性)
「喧嘩はほとんどしないように折れていますが、どうしても言い返さないといけないときには、語尾を“にゃ”としています。“食べっぱなしはダメにゃ! お茶碗カピカピになるにゃ!”という具合」(神奈川県 50代女性)
「日を越さずごめんねで解決!」(千葉県 40代女性)
理解し合うことで喧嘩を避ける、徹底的に話し合うなどの意見が多く見られました。また、会話の語尾に「にゃ」を付けるなど、ユニークな機転を利かせて喧嘩を笑いに変えてしまうという人もいるようです。
多く見られた意見は、「喧嘩は翌日に持ち越さない」というもの。なるべく早く収束させるのが、夫婦喧嘩を円満に解決させる秘訣なのかもしれません。
■「理想的な夫婦喧嘩」は存在するのか
© Monet - stock.adobe.com
最後に、このようなコメントもご紹介したいと思います。
「どちらも絶対に謝りませんが、言ったこと、言われたことは少しずつ直しているので、再度そのことが原因で喧嘩になることはないですね。口先だけの謝罪の言葉より、態度で示してくれる方が反省している気がします」(神奈川県 40代女性)
「夫婦喧嘩はしてもいいが、大事なのは「謝って仲直りする姿を子どもに見せること」だと聞いたことがある。子どもって敏感に感じ取っているし、身近なお手本になってあげないとね」(神奈川県 50代女性)
もし喧嘩によって互いを理解し、絆が深まっていくのであれば、一概に夫婦喧嘩がいけないものとも言えない気がします。喧嘩する時間が必要だったかどうかは、夫婦によって違いは大きくあるでしょう。その大きな違いのひとつといえるのが、感情の押し付け合いにならない程度に、自分の意見を相手に伝えて、徹底的に話し合えるかどうかなのかもしれません。
喧嘩の原因を改善できるように振る舞い、仲直りするまでの姿も子どもたちに見せられれば、それは理想的な喧嘩の流れとも言えそうです。
初めは他人同士だった夫婦だからこそ、生活をともにしていくなかで、性格の違いを理解し合う努力が必要になってきます。
喧嘩はけっして楽しいことではありませんが、ある意味お互いの気持ちをぶつけ合い、理解し合えるチャンス。上手に夫婦喧嘩をできるようになりたいものです。
©Paylessimages - stock.adobe.com