ママの不在時に娘がけいれん…オキエイコさんが描く、大変さを乗り越えて“父親にしてもらう“夫たちの子育て
■限られた時間のなかで“父”に“母”に“家族”になる
無事回復したハナちゃんの様子に心からホッとする夫の姿を見て、エイコさんは今まで夫の本心を間違って読み取っていたのではないかと感じるのです。
当時、高熱を出した娘を置いて、実家に帰っていた夫は、家族よりもお祭りが大切だったというわけではなく、ただ
想像力が足りていなかっただけ…。
本人にとっては、全く悪気はなかったのかもしれません。
しかし、根本的な認識がずれることで、とるべき行動も善悪の判断も何もかもかみ合わず、夫と妻はすれ違ってしまう…。
育児の場面では、特に妻が負うことが多いため、ともに体験できない夫たちは、
“父親になること”に関しては、妻より遅れをとってしまうのも事実です。
しかし、すべてを妻任せにして、育児の責任から逃れていれば、いつまでたっても親としての当事者意識を持てないまま、ますます夫婦の溝は広がってしまいます。
「母である自分自身がそうであったように、夫自身も今、娘に“父親にしてもらっている”…」。
一連の出来事のなか、エイコさんはそう考えるにいたります。
妻に比べて、絶対的に育児への参加が少なくなる傾向にある夫たちは、学ぶ機会が得られないことで、育児において妻との連帯感を持てずにいることもあるでしょう。
だからこそ、自ら積極的に体験することで、育児の大変さをあらためて理解し、
助け合いの大切さを学ぶことができるのです。
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オキエイコさんのTwitter「髄膜炎のその後」より
そして、エイコさんが最後の一コマにつづるように、お互いがそれぞれ父親・母親になるための試練を乗り越えながら成長し、
家族になっていくのかもしれません。
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