ママの不在時に娘がけいれん…オキエイコさんが描く、大変さを乗り越えて“父親にしてもらう“夫たちの子育て
■体の震えが止まらない…初めて娘のけいれんを目撃した夫
入院から1週間後には熱が下がり、無事退院を迎えたハナちゃんは、幸いにも後遺症は残らなかったものの、
高熱のたびけいれんを起こす体質になってしまいます。
そのため、エイコさんはハナちゃんが熱を出すたびにハラハラしつつ、大きなけいれんのときには救急車を呼び、軽度の場合は家で様子を見たりと、子どものけいれんとの付き合い方を見つけていきます。
対して夫は、全国各地に平日は出張に出かけていることもあり、家を留守にしていることが多く、娘がけいれんした姿を一度も目撃したことがありませんでした。
しかし、
“そのとき”はついにやってきてしまうのです。
エイコさんがコンビニへ向かい、買い物をした帰り道のこと。
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今回のけいれんは
かなり軽症で、自宅処置で十分な状態であったものの、初めて娘のけいれんを目の当りにした夫は、驚きのあまり即119番をしたようでした。
病院の待合室で、いろいろと考えをめぐらすエイコさんは、当時1歳だったハナちゃんがけいれんを起こし、入院したときのことを思い出します。
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今回、現場に居合わせなかったエイコさんは、なんとなく当事者意識を持てないでいる今の自分自身と当時の夫を重ね合わせることで、あることに気が付くのです。
当時、あり得ないと感じた夫の言動は、もしかしたら娘のけいれんを実際に目撃していなかったことにより
事の深刻さを理解できなかったからではないか…と。
そして、今、隣で震える夫は、あのときとは別人。
実際に目で見て体験するのと、話を聞くだけでは見える世界が全く違うからこそ、
体験者と非体験者の間には、埋まらない溝や温度差がときに生じてしまうこともあります。
それこそが、育児において夫婦間のすれ違いを引き起こす原因でもあるのです。
見ると震えていた。">
オキエイコさんのTwitter「髄膜炎のその後」より