コミックエッセイ:子育ては時にしみじみ 〜山本三兄妹の成長記録~
イライラしたときに心がけたい、子どもに教えてもらった大事なこと【子育ては時にしみじみ 〜山本三兄妹の成長記録~ 第17話】
長男は落ち着いた声で、「お母さんが大きな声で話すとビックリするから、優しい声で話してほしい」と自分の言葉で気持ちを話してくれ、本当に驚きました。
何に驚いたかというと、
●私(母)の気持ちの高ぶりが落ち着くまで、何も言わず待っていてくれた
●自分はこう思うからこうしてほしい、と「自分」を主語にして話してくれた(お母さんは悪い、お母さんは間違っている、とは言わなかった)
●落ち着いて話してくれた
この3点です。
どんな言葉も、相手が感情的になっているときには届きませんし、主語が「あなた」になっていると、相手は責められたと感じ、話を聞くどころか身構えてしまうでしょう。
この時私は感情に任せて「あなたはもう見たでしょう! もう終わり! 」と責めたのに、長男は私を責めるような言い方はせず、心に届く話し方をしてくれたのでした。
今、長男は反抗期の入り口にあり、ちょくちょくなかなかの口答えをしてきます。ついカッとなって感情のままに口うるさく言ってしまいますが、「あの時の長男のように話したいな」という気持ちはいつもあり、大事なことを教わったなと感謝しています。
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