イラスト:鈴木し乃
新しい2019年を迎えましたが、年越しはみなさんどこで何をしながら迎えたでしょうか。自宅や実家で過ごす、家族で出かけるなど、さまざまな過ごし方がありますよね。今回は、パパやママならではの年越しの過ごし方について、考えてみたいと思います。
■どこで年越しを迎える?
年越しをどこで迎えるかについて、2018年に聞いたところ、もっとも多い74.1%は「自宅でゆっくり」と答えました。また、「帰省・親戚の家」と答えた16.8%と合わせると90.9%となり、9割を超える人たちは自宅か実家や義実家、親戚の家で年越しを迎えているようです。
Q. あなたは年越しをどこで迎えますか?
自宅でゆっくり 74.1%
帰省・親戚の家 16.8%
近所の神社やお寺・イベント 3.3%
その他 2.4%
国内旅行 1.6%
遠方の神社やお寺・イベント 0.8%
知人・友人の家 0.6%
海外旅行 0.4%
それでは、パパやママたちが具体的にどのような場所でどのような思いで年越しを迎えているのか、見ていきましょう。
■自宅派の年越しの過ごし方は?
もっとも多い結果となった「自宅でゆっくり」するという答え。実際にどのような過ごし方をしているのでしょうか。
「自宅が一番! 主人の実家なんて行っても仕事行くよりも疲れるし、大みそかと元旦くらい自宅でゆっくりしたい」(神奈川県 30代女性)
「15時からお風呂に入り、紅白とともに飲み始める。自宅でゆっくりする特別な日にしています」(神奈川県 40代女性)
「家族4人でダラダラとテレビを見ながら年越し! 家族でバカみたいに笑って過ごせる、ん~幸せです! まさに笑う門には福来る」(神奈川県 40代女性)
「正月はどこにも行かず、のんびりしています。子どものころはそれが退屈極まりないことだったけど、今はこの何もない幸せをゆっくり噛みしめて穏やかに過ごしています」(徳島県 40代女性)
自宅でゆっくりと過ごす、その時間は家族が一緒というだけで貴重なものだというコメントが多く寄せられていました。どこにも行かなくても、家族でいっしょに自宅で迎える年越しは、じんわりと幸せを感じられるような時間になりますよね。多くのパパママたちが同じような思いで、年越しを迎える場所として、自宅を選んでいるようです。
■自宅が盲点だった!? “ゆっくり”できない理由
イラスト:鈴木し乃
「自宅でゆっくり」過ごすという人が回答の中には多かったのですが、その“自宅で過ごす”ならではの大きな落とし穴もあるようです。
「大みそかだろうがお正月だろうが、毎日の家事をするだけです。休みなし!」(千葉県 40代女性)
「自宅で過ごしますが、のんびりとは行きません。どこで過ごしたところでお母さんは忙しいままです」(愛知県 40代女性)
「31日は朝から煮物作って、夜は年越しそばを用意して、三が日は神棚に毎日お供えして…と昭和な年末年始です。1年で一番忙しいです!」(神奈川県 40代女性)
「年末年始は通常より忙しくなる」といった意見や、「お母さんは常に忙しい」という意見が多く寄せられました。
「自宅でゆっくり」と回答していても、実際は“ゆっくり”はできていないパパやママは案外多いのかもしれません。子どもたちも冬休みで家にずっといるため、育児、家事がまとめてのしかかる可能性も高く、もしパパ、ママのどちらかに負担が偏るのであれば、それはかなりのストレスとなりそう。コメントにもある「休みなし」という言葉にも重みがありますよね。
ただ、普段から夫婦で家事を分担できていたり、休日に労働が減っている家庭であれば、もしかしたらスムーズに家事、育児をこなすことができるかもしれません。