連載記事:パパママの本音調査
「友だち親子」賛否が真っ二つ! “仲良し”と“親”の一線を引くべき?【パパママの本音調査】 Vol.323
■理想の親子の形とは?
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それでは、理想の親子関係とは、どのようなものなのでしょうか。
キーワードとして多くでてきたのは、
「信頼関係」や
「思いやり」という言葉。どんな親子の形であれ、信頼関係を築くことの大切さを感じている親は非常に多いようです。また、「その家庭それぞれに、正しいと思うことを子どもにつたえるべき」という意見も多く寄せられていました。
「ちゃんと、“親”“子”と分別をわからせていれば、外でもちゃんとマナーも守って、人様にも礼儀正しくしてくれている。話しやすい環境をつくってあげられるのは、結局信頼関係ではないかな」(広島県 40代女性)
「親は、自分の人生でしてきたたくさんの成功や失敗を伝えて導く存在でありたいです。けっして押しつけでもなく、背中を見てほしい」(神奈川県 40代女性)
「子どもが悩んだり困ったりしたときに、どんな事でも相談できる相手である方が大切だと思う。親の威厳を守りたい、尊敬してもらいたいのは親側の思いであって、親と子の間に信頼関係が築かれていれば、気にならないと思います」(兵庫県 40代女性)
「親子は友だちみたいな関係になってはいけないけど、友だちみたいに何でも話せて互いを思いやれる関係が、“友だち親子”なんだと自分は理解しています」(岩手県 40代女性)
親と子それぞれの個性に基づき、その親子関係も千差万別(せんさばんべつ)です。
それぞれの関係性に正解を見つけることは難しく、また親子のカタチは各家庭によって異なるでしょう。でも、親が願っているのは、子どもが将来自立して生きていかれること。
「『友だち親子』といった関係性について自分だったらどう思うか」を頭の片隅で少し考えてみるだけでも、自分の子どもとの信頼関係の築き方について考える良い機会になるような気がします。