「娘と2人きりはムリ!」子育て苦手パパがそう思ってしまうホントの理由
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休日、小さな娘を夫に預けることになり「ちょっと出かけるから娘を見ていてね」と告げると、予想以上にあたふたする夫。
その姿にこちらが戸惑ってしまったことはありませんか?
わが子と2人きりの時間を異常に怖がり
「俺ひとりで、どうしたらいいの?」と不安になるのは、特に娘を持つパパに多い気がします。
それは、どうしてなのでしょうか?
■パパと娘、初めて2人きりにしてみたら…
小さな娘を夫に預けたことのあるママからは、こんな声が聞こえてきます。
・30分おきに「どうしたらいい?」と電話がかかってきた。
・帰宅したら、部屋の中がめちゃくちゃになっていた。
・「しんどすぎて、もう嫌だ」とパパが異様に落ち込んでいた。
2時間外出しただけなのに、始終ヘルプの電話がかかってくる。帰宅すると台所やリビングが散らかり放題になっている。
帰宅したときのパパのやつれ具合がひどい…。
ある程度のトラブルを予想していろいろと準備をしておいたけれど、この惨状に
「ここまで大変なら、次からひとりで出かけるのやめようかな…」と思ってしまうママも少なくないようです。
■ネッシーかツチノコか? パパにとって娘は“未知の生物”
娘と2人きりという状況に、パパはどうしてここまで「あたふた」としてしまうのでしょう?
実は、娘と2人きりになると、パパは以下のような心理状態に陥ってしまうのです。
・初めてのことばかりで、戸惑っている。
・子ども、特に女の子の好きなもの、興味のあるものが分からない。
・もしも何かあったとき、対処が分からないという恐怖心がある。
娘の場合、同性であるママは女子ならではの好きなこと、興味のあることがなんとなく分かりますよね。けれど、
異性であるパパは、娘が何に興味がありそうなのか、想像すらできません。
娘の普段の様子を見る機会が少ないパパほど、どんなことに興味を持っているのかが分からず「これが好きかな?」「それともこっちかな?」といった
選択肢すら思い浮かばない状況に陥っているのです。
また3つめに挙げた
「何かあったとき、どうしたらいいか分からない」という恐怖は、子育て中のママも抱いたことがあるのではないでしょうか?
子どもと過ごす日々のおかげで「こうすれば大丈夫、こういうときは安心」とママは経験値を積み上げていきますよね。それに比べ、パパの経験値はなかなか上がらず、未だゼロに近いという場合も。
そのため、わが子が泣いたり、様子が少しおかしいと感じると「どこか痛いのかもしれない」「具合が悪いのでは?」「今対処しないと、あとで大変なことになるかも」と、不安が増してしまうのです。