寝かしつけ育児書の定番! 出版前から3000人のママが実践し、ネット上で絶賛されてきた赤ちゃんの眠りの悩みを解決するヒントをまとめた清水悦子著『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』より。
(全5回 連載)
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ここから月齢別の安眠スケジュールをそれぞれご紹介していきます。
■生後0~1か月
★生まれてからの1か月間は、ママの体調と母乳育児をする場合は母乳育児が軌道に乗ることを優先させましょう。
★生活リズムは、赤ちゃん任せでOKです。寝ている赤ちゃんを起こす必要はありませんが、朝起きる時間、夜眠る時間は、室内の明るさでしっかり区別しましょう。眠っているからといって、夜に明るいリビングにいさせるのはよくありません。
★母乳育児に自信が持てない場合は、早めに最寄りの母乳外来に相談しましょう。軌道に乗るまでは1日10回以上の授乳が必要なことも多くあります。
★このスケジュールは、赤ちゃんとの生活の1日全体をイメージするためのものです。
特に新生児期は、授乳のタイミングや、1回の寝ている時間は、それぞれの赤ちゃんで大きく異なります。図の生活に合わせるのではなく、赤ちゃん自身のリズムを大切にしましょう。
■生後2~4か月
★生後2か月に入ったら、「朝寝」「昼寝」「夕寝」の3回のお昼寝になるイメージを持って、1か月くらいかけて徐々にリズムを整えていきましょう。
★生活リズムの整え方は、朝起こすことから始めましょう。
★朝5時すぎに目が覚める子も少なくありません。ママに負担がないようなら、そこから1日の生活をスタートさせてもOKです。その場合、朝寝を少し長めにするなどして、調整しましょう。
★この時期はまだ夜7時~朝起きるまでの間に、2~3回授乳が必要な子がほとんどですが、それ以上に増えないように気をつけましょう。
★赤ちゃんが夜中に泣くとき、毎回授乳を求めているのではありません。約1時間ごとに、眠りが浅くなり、寝言泣きをする子も多くいます。2~3分何もしないで様子をみるようにしましょう。
★母乳の出があまりよくない場合は、夜間の授乳を増やすのではなく、昼間の授乳を増やすように工夫しましょう。表の午前11時頃の授乳を、「朝寝の前後」と「昼寝の前後」に分けるだけで、3回授乳回数を増やすことができます。
★この時期、赤ちゃんは1日に80ml以上の母乳を飲みます。ママは授乳の前には、必ずコップ1杯のお水を飲むようにしましょう。
★乳房にトラブルがある場合は、早めに近くの母乳外来へ相談してください。
■生後5〜6か月
★生後5か月に入ったら、「夕寝」を徐々になくしていき、「朝寝」と「昼寝」の2回になるように調整していきましょう。
★離乳食は、急がなくても大丈夫です。無理強いせず、ゆっくりと進めましょう。アレルギーが心配であれば、開始時期を2~3か月遅らせても問題ありません。赤ちゃんの食べたい様子と相談しながら進めましょう。
★授乳回数を減らすと、母乳の出が悪くなる場合は、日中の授乳回数を増やすようにしましょう。
★朝5時すぎに目が覚める子も少なくありません。ママに負担がないようなら、そこから1日の生活をスタートさせてもOKです。
その場合、朝寝を少し長めにするなどして、調整しましょう。
★赤ちゃんが夜中に泣くとき、毎回授乳を求めているのではありません。約1時間ごとに、眠りが浅くなり、寝言泣きをする子も多くいます。2~3分何もしないで様子をみるようにし、夜間授乳が増えないよう注意しましょう。
■生後7~8か月
★「朝寝」と「昼寝」の2回のお昼寝を定着させましょう。
★離乳食は、生後10か月くらいで3回食になるイメージで、ゆっくり進めましょう。
★授乳回数を減らすと、母乳の出が悪くなる場合は、日中の授乳回数を増やすようにしましょう。
★朝5時すぎに目が覚める子も少なくありません。
ママに負担がないようなら、そこから1日の生活をスタートさせてもOKです。その場合、朝寝を少し長めにする、お昼の離乳食との間にもう1回授乳をはさむなどして、調整しましょう。
★この時期、夜中に頻繁に目を覚ましてしまうのは、ほとんどの場合、お腹が空いているからではありません。泣きやませるための夜間授乳はやめ、なるべく間隔をあけるようにしましょう。
★母乳育児をなるべく長く続けたい場合は、卒乳まで夜間に1、2回の授乳を継続したほうがいい場合もあります。
■生後9~11か月
★朝寝はだいたい1歳3か月頃に、必要なくなります。早い子はこの時期に朝寝がなくなります。寝つきが悪くなってきたら、朝寝をなくしてみてもいいかもしれません。
★朝寝をなくす過程で、次の昼寝まで起きていられない場合は、お昼ご飯の離乳食を早めにすませ、昼寝を11時30分頃に始められるよう工夫をしましょう。
★朝5時すぎに目が覚める子も少なくありません。ママに負担がないようなら、そこから1日の生活をスタートさせてもOKです。その場合、朝食と昼食との間にもう1回授乳をはさむなどして、お腹の空き具合を調整しましょう。
★この時期、夜中に頻繁に目を覚ましてしまうのは、ほとんどの場合、お腹が空いているからではありません。泣きやませるための夜間授乳はやめ、なるべく間隔をあけるようにしましょう。
母乳育児をなるべく長く続けたい場合は、卒乳まで夜間に1、2回の授乳を継続したほうがいい場合もあります。