いよいよ令和時代が幕をあける2019年5月。
ウーマンエキサイトでは、平成という時代を振り返り、これからの「令和時代」を生きる「新しいママ像」を提案するために、2019年1月にユーザー1,199名を対象とした調査を実施しました。
はたして、平成を生き抜いたママたちのリアルな声から浮き彫りになったものとは?
■ママたちが「平成で終わらせたいこと」ベスト3
まずは調査結果から見えてきた「平成で終わらせたいことベスト3」から見ていきましょう。
とりわけ浮き彫りになったのが、第1位にあげられた
ママたち自身が抱く不満。フリーコメントではこんな声をいただきました。
・洗濯機も食洗器も進化しているのに、
子育てだけは古いやり方が美徳とされる。昔と今は環境も人口も世界情勢も違うのだから、子育てのやり方も変えていくべき。(共働きママ)
・育児は半々であるべきだと思う。 もちろん夫は仕事があるので適宜対応したい。でも、そもそも
向き合わない男性が多すぎるように思う。
(専業主婦ママ)
・潜在的に「こうあるべき」という固定概念があり、自分自身も
「母親だから~すべき」と思い込んでいるところがある。(共働きママ)
・育児疲れの方が仕事よりもっと疲れる。
夫にもっと協力してほしい。(共働きママ)
・いくら自分の夫が協力的でも、
夫の上司世代に子育てへの理解がないことが問題。(共働きママ)
※ウーマンエキサイト 2018年9月調査
■平成ママたちが直面していた「家事育児の負担」
平成ママたちが抱くこうした不満の背景にあるものとは? さらに「充実」をキーワードに聞いたこちらの調査データを見ていきましょう。
Q.充実した生活を過ごしていると感じますか?
「充実した生活を過ごせている」「どちらかといえば過ごせている」と回答したママ5割強に対し、「どちらかといえば過ごせていない」「過ごせていない」と回答したママは約2割いました。
また「どちらとも言えない」と答えた人が3割弱となり、充実を感じる面もありながら一方で複雑な思いを抱えているママがいることがわかります。
・仕事と育児を両立しながら、
家事も夫と分担できていて、充実している。(共働きママ)
・毎日
自分の時間はあるし、体調が悪い時に
夫は家事を手伝ってくれるので、充実した生活を過ごせている。(共働きママ)
・どちらかといえば過ごせている。週末婚で平日の子育ては一人ですが、
休日はパパが助けてくれるのでなんとか頑張れる。(共働きママ)
・
自分のことをしている時間がほぼなく、美容院にさえ夫の都合や機嫌を伺わないといけなくて窮屈。充実した生活は過ごせていない。
(専業主婦ママ)
・充実した生活どころではない。平日は家事育児仕事をワンオペだし、休日は子どもの習い事があり
休めない。(共働きママ)
・どちらかといえば過ごせていない。家事育児に時間と体力を捧げていて、
自分のスキルアップなどが後回しになっている。(専業主婦ママ)
※ウーマンエキサイト 2018年9月調査
これらのフリーコメントからは、「充実した生活を過ごせている/過ごせていない」を分かつ要因のひとつに、「家事育児の分担度合い」や「自分時間の有無」が関わっていることが見えてきます。
続いて、ママたちの「自分時間」に着目したこちらのデータをご覧ください。
Q.ママの自分時間はどのくらい?
「充実した生活を過ごせている」と回答したママの自分時間(現在)
1位:毎日1~3時間程度
2位:週に2~3日1~3時間程度
3位:週に1日程度1~3時間程度
「充実した生活を過ごせていない」と回答したママの自分時間(現在)
1位:全く取れていない
2位:月に1日程度半日
3位:毎日1~3時間程度
両者のママには「ママの自分時間の有無(時間の長さ)」に差がみられました。やはり「全く自分時間をとれていない」ママのほうが、より充実感を得られにくくなっています。
また同時に、「充実した生活を過ごせている」とママが言えるために理想とされる自分時間は
「毎日1~3時間」であることも見えてきました。
■平成ママを苦しめた「ママがするのが当たり前」という固定概念
一方で、ママたちのもうひとつの不満である「家事育児はママがするのが当たり前」という固定概念についてはどうでしょう。
中には自ら無意識のうちに「ママにだから我慢するべき」と思っているママもいるかもしれない…そこで、まずはママ自身にこんな質問をしてみました。
Q.ママとなっても自分時間が必要だということに気づいていましたか?
すると、やはり多くのママが「自分時間は必要だ」と自覚はしているのです。
それにもかかわらず、どうにも動かせない現実がある。そのことが余計に平成ママたちを苦しめていたのかもしれません。
■令和時代に必要なのは、みんなで意識を変えていくこと
こうした平成までの課題を打開するにはどうしたらいいか。
それにはやはり、ママ自身が意識を変えることはもちろん、パパをはじめ周囲にも理解をしてもらい、具体的に助け合うことが欠かせないのではないでしょうか。
「そんなことはわかっていても、なかなか現実を変えることができないモヤモヤ」について聞いたのが、こちらのデータです。
Q.ママに自分時間が必要だと誰に理解されていないと感じますか?
結果は、パパが76%という高い結果に!
一方で、理解されている人の1位にもパパがランクインしており、
パパ(いちばん身近な家族、パートナー)の理解が進むことが、ママの自分時間を作ることにつながることが垣間見えます。
つまり、ママを不満を理解するもつき放すも、最初のキーマンは「パパ(いちばん身近な家族、パートナー)」ということが浮き彫りになりました。ママが自分時間を作るための第一歩として、やはり身近な家族の理解は欠かせないのです。
■「1人で抱える」は平成でおしまいにしよう!
平成ママが直面した物理的な時間のなさと、周囲の無理解。それにより追い込まれる子育ての孤独。
そんな「平成ママ」から脱して、それぞれの事情をすり合わせながら新しい信頼関係を結んでいくことが、これからのママたちには必要ではないでしょうか。
そしてそれはママに限らず、パパにも、誰にでも言えることかもしれません。
ウーマンエキサイトでは、これからたっぷりと時間をかけて、みなさんと一緒に「令和ママ」について考えていきたいと思います。
\「1人で抱える」は平成でおしまい!/
「令和ママ」は「OPEN子育て」主義!
https://woman.excite.co.jp/reiwamama/
家事も育児も1人で抱え込む時代はもうおしまい!
3つの「OPEN」をキーワードに、もっとオープンな子育てをしませんか?
平成から令和に変わるこの時代の変わり目に、ウーマンエキサイトは「平成」ママを調査結果から振り返り、新しい時代「令和」を生きる新しいママ像を提案します。
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