■夫婦で食生活を楽しむためのヒントは
夫婦でうまく食生活を楽しむためのヒントを「好みが合わない」という人から寄せられたコメントから探してみたいと思います。
▼パートナーがいないときに好きなものを食べる
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「旦那は好き嫌いが多いので、普段はそれに合わせて料理を作っています。子どもたちは私の好みと合っているので、旦那がいないときに好きなものを作って食べています」(福島県 40代女性)
夫婦といっても、四六時中いっしょにいるわけではないため、お互いが別々に過ごす時間に、自分が好きな食べ物を楽しむという声は多く寄せられました。「好きなものを食べずに我慢する」ということより、自分の好きなものを食べる機会を設けることでお互いにストレスが減るかもしれません。
パートナーの作る料理の薄味に物足りないと思っているときは、ランチをガッツリ、こってり系にするなども食の楽しみのひとつです。ただ健康的問題で食生活を見直している場合には、どのくらいまでなら許容なのか確認しないと、せっかくの家での努力が無駄になるかもしれないので注意したいところですね。
▼健康のために食生活を見直した
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「結婚当初は、私は濃い味付けが好みで、妻が作ってくれる食事は私からすると薄味でした。しかし、妻から『濃い味付けの食事を食べ続けると体に良くない』と言われ、少しずつ薄味にしてもらい薄味に慣れていきました」(千葉県 50代男性)
年齢とともに食生活の見直しが必要と考える人は多いでしょう。もしパートナーの濃い味付けやこってりした料理が好きなことが気になる場合には、健康診断の数値も夫婦で相談する1つの材料として役立つこともありそうです。
▼最初は夫婦の好みが合わなくても…
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「合ってきた!!って感じです。 濃い味付けだった私が、主人の好みのダシしっかりの薄味になり、甘いものを食べなかった主人が、私が甘味を大好きなせいか、甘味が好きになりました」(神奈川県 30代女性)
夫婦は、最初は別々の家庭で育ってきた二人が、一つの家庭を作っていきます。長年一緒にいることで、合わなかった食の好みも次第に合ってきたと考える人は多いようです。
筆者も、結婚当初は甘い物が大好きな夫に合わせて、自分が好きな味付けに少し砂糖を加えて調整していました。しかし、結婚して7年目となった近頃では、自分の好みの味が「わが家の味」になってきたと感じています。
自分が変わったのか、相手が変わったのか、それともお互いが歩み寄ったのかはわかりませんが、毎日同じ食卓を囲むことで、積み重ねていけるものがありそうです。
また「合う合わないより、
お互いに合わせようとする気持ちが大事」という方、なかには「食の好みが違うから食べ物の取り合いにならなくて快適」と考える方も。お互いに食事の時間が窮屈ではなく楽しめていれば、食事の好みが合わなくても問題ないように思えます。
また、最後にこんなコメントも紹介したいと思います。
「主人が母子家庭だったので、母の帰りが遅いため夕食は一人で市販のお弁当を食べてたみたいです。家に帰ると妻と子どもがいて手料理がある幸せが、当たり前ではないと知っている主人は、私が作る料理は好き嫌いなく食べてくれます」(沖縄県 30代女性)
「お互いに好き嫌いはあまりないですが、ごはんを残す人はお互いに嫌いなので食の好みというより、価値観は近いかと思います。子どもたちにもごはんは残さないということを徹底して伝えています」(東京都 30代女性)
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これらのコメントからは、食生活や食に対する考え方には、その人が人生で大切にしていることが影響しているとも考えられそうです。
たしかに、毎日食事を用意するかげには、食材の準備から調理、配膳まで、たくさんの工程があり、手間がかかっています。
まずは、そのことに感謝することの大切さをあらためて感じさせられます。
食事にとてもこだわる人、作ってくれるだけでありがたいと思う人、おいしければ何でもいいという人、そしてこだわりがないという人。さまざまでしょう。もしパートナーと食事の好みが合わないという場合には、お互いに相手の価値観を認めて、自分なりのおりあいをつけることも必要となってくるかもしれません。食生活を豊かにするという方法は各家庭ごとに違っていると思いますが、楽しい食事時間が過ごせるといいですね。