コミックエッセイ:もりりんパパと怪獣姉妹
父から娘への最後の応援…そして結果発表~長女の中学受験奮闘記7~【もりりんパパと怪獣姉妹 第9話】
このようなお話をしていました。
何だかこの時の長女はすっきりとした顔をしていた気がしますね。
そして、これまた人生で初なのですが大人用のフォーマルスーツを着て来ていたんですよね。
その姿も相まってか、何だか凄く大人になったかのようにも見えました。
そこから月日は流れ、数週間後。
いよいよ合否が発表される日。
僕は仕事中にも関わらず1日中ソワソワしていました。
結果はインターネットでは発表されず、郵送されてきます。
僕よりも一足先に帰宅する長女と嫁さんが結果を確認後、僕に連絡をしてくる手はず。
そして…
半年前に受験を考え、そこから塾に足を運び先生にヒントを貰った上で自宅学習を選んだ僕たち。
想定よりもかなり厳しい現実を知り、様々な感情が飛び交ったわが家。
一時は家庭崩壊の危機すらも訪れ大変なことになりました。
中学受験を選択したことを後悔してしまった日もありました。
もしも選ばなければもっと楽しい日々を長女に送らせてあげただろうに。
もしも選ばなければ僕はこんなに怒らずに平穏な日々を過ごせていただろうに。
でも…
そこから何度か家族会議を行い、家庭はまた元の状態に戻っていきました。
1つ厳しい壁を乗り越えるたびに、絆は深まっていった…
そう思います。
貴重な経験が出来たと思います。
その結果、合格という新たな道へのスタートラインという切符を手にすることが出来た長女。
よくやったなぁと思います。
しかし。
実はこの時僕は1つのけじめをつけようとしていました。
それは。
この半年間の長女との濃ゆい関わりの中で見つけた、親と子それぞれの成長の為のステップ。
寂しいけれど、その時が来たようです。
次回、長女の中学受験奮闘記編・最終回です!!