登園でぐずる、泣く、すがる…「ママいかないで!」働く罪悪感と向き合う4つの心構え
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「朝、保育園で子どもを預けようとしたら号泣されて困った…」
そんな経験を持つ人は少なくありませんよね。
ママだって子どもを悲しませたいと思ってはいません。でも仕事にいきたい。毎朝、後ろ髪を引かれる思いで預けるものの、泣き叫ぶ子どもの姿を見ると「仕事しないほうがいいのかな」「泣かせてまでしたいことなのかな」と悶々としてしまうこともあるかもしれません。
今回は、そんなママのために
仕事をする罪悪感との向き合い方について考えていこうと思います。
■「仕事にいかないで」子どもからの懇願に心折れる日も…
子どもを園に預けるとき「いきたくない! ママといたい!」と泣いてぐずられることは多いですよね。なだめて、すかして、説明して…。あらゆる手をつくして子どもを預ける作業は毎朝ともなると、しんどいものです。
泣いて訴える以外にも「どうして仕事にいくの?」と面と向かって聞かれたり、「さみしいよ…」と悲しい顔をされたりすると、言葉につまってしまうこともあるでしょう。
私には娘がおりますが、小さいときは仕事が忙しく、一緒にいられる時間はわずかでした。そんな娘からある日
「私とお仕事、どっちが好き?」と聞かれたので「もちろん〇〇(わが子の名前)が好きだよ」と答えました。
すると「じゃあ、どうして仕事にいくの?」といわれ…。どう答えれば良いか困ってしまったことがあります。
胸をしめつけられるような子どもからの訴えを、ママはどのような気持ちで受け止めれば良いのでしょう。
■ママが苦しむ「罪悪感」の原因は?
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「いかないで」という子どもの様子を目にしたとき、こんな気持ちになっているママが多いのではないでしょうか。
「こんなに泣かせて、私ってダメな母親かな…」
「さみしい思いばかりさせて、子どもに無理をさせているかも」
「仕事なんてやめたほうがいいのかも」
「一緒に過ごす時間が少ないせいで、これからの子どもの成長に悪影響が出たらどうしよう」
仕事を望んでしているママ、必要に迫られてしているママなど、働く理由はさまざまです。
しかし、ママだけが子育てしているわけではないのに、子どもを預けることに罪悪感を感じるのはたいていママ。ほとんどのパパは、働くことに罪悪感を感じないのに、とても不思議な現象です。
それは、やはり私たちの中に
「子育ては母親の仕事」という昔ながらの考えが無意識のうちにすりこまれているからでしょう。
仕事をしたい、しなければいけない。でも仕事をするのは子どもを悲しませることではないのか…。葛藤し、悩み、つらくなっている状態は、母子ともに健康的とはいえません。