コミックエッセイ:ゆるっとはなまる育児
幼稚園入園から3週間、変わらぬ登園拒否。毎朝泣き叫ぶ息子に母がとった対応策とは?【ゆるっとはなまる育児 第17話】
■登園を促すために試した作戦
▼楽しい遊びで誘い出す
バスを待つ間にお天気が良ければシャボン玉だったり、雨ならカッパを着よう!傘をさそう!などなど…家の中では出来ない遊びで誘い出すという作戦ですね。
▼好きなものを選んで一緒に準備
キャラクターのついたハンカチ、ポケットティッシュ、ランチクロス…好きなのを選んで一緒に準備しよう!と声をかけてみる作戦です。
▼おやつ作戦
こちらもまたシンプルですが、おやつで誘う作戦。
…と、こんなところでしょうか。
結果から言うと、お外で遊ぼう作戦は3回ほどは上手くいき、自ら制服を着てくれる程の効果がありました。
しかし、残りの2つはこの時期のまるには全く効果がありませんでした…
外で遊ぶ作戦も、遊んでる間は良いもののバスが見えた瞬間に
大泣きし始めたり、逃走しようとしたり…
結局4回目くらいには『あそばない!まるいかない!』と、全面拒否の状態になってしまいました。
そうこうしているうちに、幼稚園生活も3週間目に突入。
ここにきて、まるの意思で朝の身支度をしてもらうための作戦も、
もうすっかりやり尽くしてしまった感じに…
なすすべもなく、また靴下も履かせられないまま先生にバトンタッチして送り出す朝が何日か続きました。
相変わらず帰ってくれば『楽しかった』と話してくれるけど、朝はこの世の終わりかというほど、大泣きしながら去っていくまる。
できる限り明るい笑顔で見送ってみても、
何とも言えない無力感を覚えていた私なのでした。
そんなこんなで
『朝の支度を少しでも前向きに』という想いは空回り…作戦は失敗に終わったような雰囲気ではありますが…
しかし、この後私がまるに対してきっと一番しなければならなかった、
“本当に大切な事”にようやく気付く事になるのです。
まるが泣かずに幼稚園へ通えるようになるまで、
あと一息…次回へ続きます!
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