コミックエッセイ:ちひろの親子成長記録
「実はあなたは拾ってきた子で…」 我が子にもしてあげたい、大好きな「自分の物語」【ちひろの親子成長記録 第7話】
こんにちは、ちひろです。
今回は小さい頃大好きだった「物語」についてのお話です。
さて、今もぽっちゃり体型の私ですが幼い頃はさらに太っていて顔なんかパンパンでした。ヒョロッとした痩せ型の兄とよく比べられたものです。
そんな私に対して「よく肥えている」という言葉は日常茶飯事でした。でも父は他の人とは趣向を変え、ストーリー仕立てで私に太っていることを伝えてきました。
あるときは、
「実は昔お母さんとデートしたときなんだけど、中華料理店で食材にされそうになっていた豚が可哀想になってきて、譲ってもらったんよ。そしてその豚を家に持ち帰って育ててみたら…ちっち(私)になったんよー!」
そしてまた別の日には、
「昔そこの公園で散歩しよったら怪我をしたイノシシがいてね、家に連れて帰って元気になるまで治療してあげていたら…なんと、ちっちになったんよー!!!」
そう、父はあらゆるパターンで豚(猪)を育てたら私になったという物語を話して聞かせてくれました。
他にも川で溺れている豚パターンとかもありました。