コミックエッセイ:ドイツDE親バカ絵日記
寝ている私の口に指を突っ込んだ息子。寝ぼけていた【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.2】
ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!
今回は、息子のフリッツ君が生後10カ月くらいだった頃のお話です。
このお話は当時、あまりに自分が情けなく、恥ずかしすぎてブログにすら描けなかったエピソードです…。
この頃のフリッツ君は周りにあるものになんでも興味津々。
そしてなぜか、私の口の中に指を突っ込みたがる時期でした。
この日は、2週間の日本旅行を終え、ドイツに帰って来た日の夜でした。
疲れ切っていた私はフリッツ君の寝かし付けのために添い寝をし、そのまま眠り込んでしまいました。
しかしフリッツ君は時差などのせいか、一度は眠ったものの、夜中にまた目を覚ましてしまったようです。
そして、目の前で眠っている私の口に、いつも通り指を突っ込みました。
それと同時に、私は夢を見ていました。
知らない男の子に口の中に指を突っ込まれ、爪で歯茎をガリガリと引っかかれる夢です。
フリッツ君にされても気にならないのは、当然ながらかわいい我が子だからです。
見知らぬ男の子に指を突っ込まれ、痛みと不快さにイライラした私は…
その男の子の指を思い切り噛んでやったのです!
次の瞬間、フリッツ君の激しい泣き声で私は目を覚ましました。
夢の中で男の子の指を噛んだ私は、現実でフリッツ君の指を噛んでいたのです。
フリッツ君の指にはくっきりと私の前歯の歯型が付き、赤くなっていました。
私はフリッツ君に謝りながら必死になだめ、数分後には無事に泣き止んでくれました…。
念のため翌日病院で見てもらいましたが、幸いにも骨や神経に異常はなく、放っておけば治るくらいの傷でした。
しかし、それでも私の心は晴れません。
わざとではないとはいえ、我が子の指を噛みちぎりかけた母親なんてこの世で私一人だ!
自己嫌悪でつぶされそうでした。
その自己嫌悪感を少しでも減らすために、せめて私も同じ痛みを味わおうと自分で指を思い切り噛んでみたり、インターネットで「子供にけがをさせてしまった経験」を読み漁りました。
特に後者は私にとって大きな励ましとなりました。直接の解決にはならなくても、同じ思いをした人がいると思うだけで少しは気が楽になるものですね。
当時の私と同じように、意図せず子供にけがをさせてしまい、自己嫌悪に苦しんでいるママさんが、この記事を読んで少しでも救われればいいなと思います。
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