皆さま、ごきげんいかがですか。
男の墓場プロダクションの劔樹人と申します。
普段はマンガを描いたり、バンドをやったり、ハロー!プロジェクトの応援をしたりしながら、家のことや育児を主に担当する主夫として生活しています。
今回は、わが家の食事事情にお付き合いください。
■炭水化物だけでなんとかなっていた私
うちのズボラ飯…。
そもそものっけからベビーフードに頼ることで離乳食期を乗り越えた私にとって、
ズボラじゃない飯があったのだろうかというのが正直なところだ。
そもそも私は、結婚して主夫の肩書を背負ってから、本格的に料理をやり出した。
18歳で一人暮らしを始めて、自炊をしたこともままあるが、基本的にグルメ一般にほぼ興味がなかったため、自分一人のために手間ひまかけようという気には一切ならなかった。
お金のなかった若いころは、大きなタッパーに米を詰められるだけ詰めて、ふりかけと共に弁当として会社に持っていっていた時代もある。
今思えば、炭水化物だけで何キロカロリーあるのだろうかという、糖尿病まっしぐら弁当である。若いからこそどうにかなった食生活だ。
それでも、主夫になってからは、それなりに
料理の楽しさを知ることになった。
どうやら、グルメでない割には味付けのセンスが思いのほかあったようで、完成を想像して適当に作ってもそれなりの味にできることがわかった。
友人たちが家に集まる時には、ずっと台所に立って料理を振る舞うこともよくあった。
その感覚があったので、離乳食が始まったころの私は、相当気合いが入っていた。
しかし、たとえ一生懸命作っても、子どもは食べてくれるとは限らない。
むしろそういうものに限って全く食べてくれなかったりするのが赤ちゃんである。
結果、私の集中力の問題もあり、じっくりと料理をすることはどんどんできなくなっていった。
2歳半になった今、娘は保育園だと行儀よくなんでも食べるらしいのだが、その分家ではわがままを言う。