コミックエッセイ:子育ては毎日がたからもの☆
有利な勝ち方わかってるのに…公平な勝負に挑んだ子どもの結末【子育ては毎日がたからもの☆ 第64話】
■「上の立場」を放棄できた娘はすごい!
「じゃんけんは、いろいろ出したらいいんよ」と言っても、息子の心はなかなかほぐれなかったのですが、唐突に娘が、
どうやら、子ども部屋にこもって2人で特訓をしていた模様。
これまで、じゃんけん嫌いだった息子が初めてみずからじゃんけん勝負を挑んできました。
「さーいしょーはぐー! じゃーんけーん…ぽん!」
「うわー! 息子の勝ち! ママの負けだー!」
「息子のかっちー!」
さっそく特訓の成果を披露して、鼻高々な息子。
そしてそんな息子を見てうれしそうな娘。
きょうだいっていいなと、あらためて思いました。
これまでチョキしか出さない息子に圧勝して、何度もいい目を見てきたであろう娘。でも、息子にじゃんけんの癖を教え、
平等に勝てるように導いたことは、本当にえらいなと褒めたくなりました。
まだ若干7歳の娘ですが、黙っていたらそのまま自分がいい目を見続けるという悪知恵も働いているはず。それなのに、それを
みずから手放す選択をできたのは、大きな成長だと思います。
じゃんけん嫌いを克服した息子は、その後は事あるたびにじゃんけん勝負を挑んでくるようになりましたとさ。
めでたしめでたし。
「サンタさんって…?」 純粋な子どもの質問に親はどう答えれば!?【両手に男児 Vol.68】