コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
もう娘しか見えない! 趣味をすべて捨てた私が、育児漫画を描きはじめたきっかけ【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.4】
最初は、ほんの落書きでした。
何せ、人間の中身ばかり描いていたので、人間の外見を描くことには大きなブランクがありました。
しかし、落書きでも、いいね!を押してくださる方、フォローしてくださる方、
コメントしてくださる方がいました。
家族と数少ない友人以外とのコミュニケーションは本当に久しぶりで、
心がほっと癒されていくのを感じました。
そこで、次に始めたのが娘を描くこと。
育児漫画でした。
娘との生活は面白いことだらけなのに、写真や動画では収めきれない出来事ばかりでした。
それを漫画に描き、娘との生活を、ある意味ノロケたかったのかもしれません。
また、持病の悪化で命を落としかけたことで、
娘との日々を、娘への想いを、私なりの形で残したかった、という部分もあります。
こうして、育児の合間に始めた育児漫画は色々な方に見ていただくことになり、
嬉しいことも楽しいことも、つらいことも不安なことも、「ネタにしたろ!」の精神で
乗り越えられるようになりました。
何より、投稿することで頂くコメントの数々は、
ママ友のいなかった私にとって何よりのアドバイスで、励ましで、癒しになりました。
こうして、私の趣味になった"育児漫画"。
更には、投稿する中で連載のお話をいただくようになり、
始めさせていただいたのが、この連載でもあります。
前述の通りマルチタスクが苦手な私は、案の定スケジューリングが下手で
二人育児しながらの漫画制作にあっぷあっぷしていますが(ご迷惑おかけしています…)
友達にも会えない、飲み会にも、美容院にも行けないそんな日々の中で
自宅にいながら、たくさんの人のあたたかさに触れることが出来、更には育児の楽しみも増やしてくれる。
そんな育児漫画の世界には、感謝してもし尽くせません。
皆さんも、描いてみようかな?と思ったら、ぜひ描いてみてください!
あなたにしか描けない、アルバムに残せないことも描き残せる、素敵な趣味になると思います。
「お腹すいた」と言うようになった娘の姿 あの頃の私に見せてあげたい【謎の痛みで救急外来に駆け込んだ話 Vol.64】