コミックエッセイ:両手に男児
陣痛が痛すぎて… 出産間際に凶暴な鬼となった私【両手に男児 Vol.1】
はじめまして!はなうさと申します。
この度ウーマンエキサイトさんで連載をさせていただくことになりました。
第1回目は
長男くん出産のときの陣痛についてのお話です。
■破水後、ついに始まった陣痛!
長男くんの出産は陣痛の前に自宅で破水しました。
病院に着いて私は内診をしている間に旦那が入院手続きをしてくれて、そのまま入院となりました。
ちょうど夕食時間で入院食をいただき、その後18時頃に待っていたかのように陣痛が始まりました。
出産前から「陣痛きたらすぐに産む」という目標を掲げていた私。
初産の平均時間は8時間と言われていますがこの時私は「今日中に産むには6時間か」と具体的に目標を立てていました。
褒められると上がる性分なのでこの時点でかなり気持ち的にも盛り上がっていました。
助産師さんが部屋を出入りする中、徐々に痛み出します。
診てもらうと一気に子宮口の開きは7cmに到着。お産が急に進み助産師さんたちもバタバタしはじめました。
「これは今日中に産まれるかもよ」と助産師さんからも言われ一瞬笑みがこぼれましたが
とにかく痛い! さっきまでの余裕が段々と無くなっていきました。
あれ?私これから母ではなく鬼か何かになるのかな?
そんな疑問が湧きはじめます。
テニスボールをすごい力で押してくれている旦那は私以上に汗だくでした。これを思い出しながら描いている今…改めて旦那と一緒に頑張った出産だったなと思いました。
でも、陣痛の真っ最中の私の脳内はとにかく凶暴でした。
堪え難い痛みを感じ続けると人って色々な感情が身体中を駆け巡るのだな…というのが出産の感想です。
長男くんを産み落とした瞬間、嘘のように痛みが消えて世界が明るくなりました。
そして目の前に赤ちゃんが。
ずっと会いたかった長男くんの誕生です。
この日の日記には「
今までの人生で、間違いなく1番頑張った日」と書きました。
そして産まれたのは22時半。
分娩時間は4時間でした。
根拠のない話ですが「陣痛が始まったらすぐに会いたい。早く出ておいで」とお腹に語りかけていたので
長男くんにその想いが伝わったのかなと思ってます。
母ちゃん今年1番のブチギレ!? スマホゲームで兄弟げんかが頻発して…【めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々 第409話】