0歳での絵本読み聞かせは必要? タイミングと絵本の選び方を紹介
0歳の赤ちゃんに読み聞かせをするべきかどうか、ためらっている人は多いのではないでしょうか。0歳児に読み聞かせをするメリットや実践する際のポイントを知り、読み聞かせの必要性を考えるヒントにしましょう。おすすめの絵本の選び方も紹介します!
0歳の赤ちゃんにも読み聞かせは必要?
0歳の赤ちゃんというと、字が読めないのはもちろんのこと、多くの場合言葉や絵の意味も理解できませんよね。しかし、たとえ絵本の内容そのものは理解できなかったとしても、0歳児に絵本を読み聞かせるのは決して無意味なことではありません。
まずは、0歳の赤ちゃんに絵本を読み聞かせることで期待できるメリットから確認していきましょう!
見るより聞くことがポイント
0歳の赤ちゃんの場合、読み聞かせは『見る』よりも
『聞く』ことがポイントです。
生まれて間もない0歳児は、絵本に描かれた絵や言葉の意味を理解できません。絵本そのものを見て楽しむというよりは、読み聞かせをしてくれる人の『声』を聞くことがメインになります。
この時期の赤ちゃんは、まるで音楽を聞くかのように読み聞かせの声の
『大きさ』『抑揚』『高さ』『速さ』を楽しんでいます。
無理に絵本の内容を理解させようとするのではなく、子守歌を歌うようなスタンスで赤ちゃんと一緒に楽しめるとよいですね!
親子の時間を大切にできる
0歳の赤ちゃんへの読み聞かせには、
『親子の時間を大切にできる』というメリットもあります。
言葉や文字の意味を理解できない0歳の赤ちゃんにとって、読み聞かせは『お話を読んでもらう時間』ではありません。
『好きな人の声や体温を感じながら、触れ合いを楽しむ時間』なのです。
乳児から幼児にかけての時期に親との親密な関係を築いていた人は、思春期以降の共感性や社会性が高い傾向にあるといわれています。
読み聞かせを通じ、親子の絆を深めていけるとよいですね!
読み聞かせ方のポイント
赤ちゃんに読み聞かせをする際は、どのような点に注意をすればよいのでしょうか。
具体的なポイントを3つ紹介します!
赤ちゃんの反応を見ながら読む
赤ちゃんに読み聞かせをするにあたり、まず意識したいのが
『赤ちゃんの反応を見ながら読む』という点です。
0歳の赤ちゃんは、そもそも絵本がどのような物なのかを知りません。当然ながら、『前から読む』『1ページずつ順番にめくる』といった基本的なルールも理解していないのです。
そんな赤ちゃんに、「お話を最初から最後までしっかり聞かせてあげよう」と考えても、残念ながらなかなかうまくいかないでしょう。
正しい読み方にこだわらず、赤ちゃんが笑ったり、声をあげたりしたポイントに注目しながら「○○だね」「きれいだね」など声をかけてみましょう。
たとえ順番がバラバラでも、最後まで読み切れなくても、赤ちゃんのペースに合わせてあげることが大切ですよ!
読むときの姿勢も意識して
赤ちゃんに絵本の読み聞かせをするときは、赤ちゃんと触れ合える
『姿勢』も意識するとよいでしょう。
先述の通り、赤ちゃんにとって読み聞かせは『好きな人の声や体温を感じながら、触れ合いを楽しむ時間』です。
より濃密な触れ合いを体感できるよう、『ねんね』の赤ちゃんなら隣で横になって、『お座り』の赤ちゃんなら膝に乗せるなど、赤ちゃんの月齢に合わせて密着できる姿勢を選ぶのがおすすめです。
絵本を読み聞かせながら、同時に守られている安心感を赤ちゃんに与えてあげられるとよいですね!