スリングの上手な使い方とは? 簡単に使うコツから注意点まで
赤ちゃんの抱っこアイテムとして人気のスリングは、どのように使うのがおすすめなのでしょうか。スリングの種類や上手な付け方のコツを知り、購入を検討する際のヒントにしましょう。スリングを使う際に覚えておきたい注意点も紹介します!
スリングの種類について知っておこう
スリングには、大きく分けて『リングあり』と『リングなし』の2つのタイプがあります。
スリング選びの基本として、それぞれの詳しい特徴をチェックしていきましょう!
サイズ調節可能 リングあり
『リングあり』のスリングは、たっぷりの大きな布を手元のリングでサイズ調整しながら使用するアイテムです。以下、リングスリングのメリットを紹介していきましょう!
- 赤ちゃんの入るポーチの大きさや深さの調整が簡単にできる
- 身長や体形を問わず、ママと赤ちゃんがぴったり密着できる
- 1つのアイテムで新生児から2歳ごろまで使用できる
- ママとパパが兼用できる
- 授乳ケープとしても使用できる
一方で、『リングあり』のスリングには以下のようなデメリットもあります。
- 布地が大きいぶん、かさばってしまう
- 装着にコツが必要なため、慣れるまでに時間がかかる
『リングあり』のスリングは、使い始めこそ少々手間取ってしまうものの、1度コツをつかんでしまえば長期にわたって快適に使用できるアイテムといえるでしょう。
装着が簡単 リングなし
『リングなし』のスリングは、チューブ状になった布地をママの体に斜め掛けして使用するアイテムです。以下、『リングなし』のスリングのメリットを紹介していきましょう!
- 初めてでも簡単に装着できる
- 布地が小さいため、かさばらない
- あらかじめチューブ状になっているため、前準備がいらない
一方で、『リングなし』のスリングには以下のようなデメリットもあります。
- サイズ調整ができない
- 赤ちゃんとの密着感を得にくい
- ピッタリサイズの物を見つけるのが難しい
- ママとパパそれぞれのサイズに合わせた物が必要
『リングなし』のスリングは、使用する人が決まっている場合や、装着のスムーズさや簡単さを重視する人におすすめのアイテムといえるでしょう。
リングスリング(リングありスリング)を上手に着けるコツ
リングスリング(リングありスリング)の快適さを知ってはいても、きちんと着けられるかどうかが不安で二の足を踏んでいるという人は多いのではないでしょうか。
そんな不安を払拭するためにも、リングスリングを上手に着けるコツをチェックしていきましょう!
抱っこの前に事前準備を
装着時のスリングは、主に以下の3つの部分に分かれます。
- 『リング』:布を通す金属の輪
- 『ポーチ』:布をハンモック状に整えた、赤ちゃんが入る場所
- 『テール』:布地のうち、ポーチに使用しない余りの部分
これらをふまえた上で、スリングの準備の詳しいステップを確認していきましょう!
- テール部分を広げ、先端の辺をジャバラ折りにする
- 折り込んだ辺をねじらないように2つのリングに通す
- ゆっくり生地を引き出しながら、ポーチ部分の大きさを決める
- テールを折り返し、2つのリングの間に通す(生地の裏側が表に出てくる)
- テールの先端が扇形に整っているのを確認する
スリングを安全かつ快適に使用するには、この事前準備にかかっているといっても過言ではありません。手間を惜しまず、丁寧に行いましょう!