子育ては「すこし寂しくて、すごくうれしい」 戸惑いながら進む「子育て1年生」ママの記録
■美しいだけの子育てなんてない…だけど幸せ
子育てのことだけでなく、子どもが生まれてからの夫婦の関係の変化にもエッセイでは触れられています。
ちひろさんは、その微妙な変化についても、どちらかというと「当たり前」と前向きに捉えている印象。忙しく家事育児に多く関わることができない旦那さんですが、それでも、夫婦での育児の乗り越え方などがまとめられています。
一筋縄ではいかない子育ての大変さや、ちひろさんが良い夫婦関係を保つための努力がイラストやコラムから感じられますが、それらは決して悲観的には語られていません。
ちひろさんのコミックエッセイでは、
「美しいだけの子育てなんてきっとない」としながらも、
前を向いていこうという気持ちが伝わってきます。
子育ては長く長く続く道だと思います。実際に育児中は先が見えなくて落ち込むこともあるかもしれません。だけど、きっと子どもが大人になるのは思っているよりも早いんだと思います。
だから、子育て中にずっと笑顔でいることはできないかもしれないけど、できるだけたくさん笑顔でいられるように奮闘することはできる。そんなちひろさんの姿に勇気をもらえる一冊だと思いました。
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