コミックエッセイ:ドイツDE親バカ絵日記
世の中すべて僕の思い通りじゃないの⁉ 1歳児が出会った年下という謎の生命体【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.13】
■生まれて初めての「譲ってもらえない相手」
施設は小さな子供達向けのため、用意されたおもちゃはドイツ国産の木のおもちゃやおままごとセット、年季の入った古くから人気のおもちゃなど、たくさん揃っています。
フリッツ君はたくさんの大人たちや子供たちのいる場所に来て緊張した様子でしたが、大好きな車のおもちゃを見つけ遊び始めました。
しかし…
まだハイハイの小さな可愛い女の子が、フリッツ君の持っていた車に興味を示して手を伸ばしてきました。
なんで? なんでぼくのおもちゃ取ろうとするの!?
初めての経験に、明らかにショックを受けた様子のフリッツ君。
まだおもちゃを取られたわけではないのに、泣き出してしまいました…。
しかし!これも成長、社会勉強の一環!
母はフリッツ君の背中を押します。
今度は別のおもちゃで、その子と一緒に遊ばせようとしてみます。
女の子は全く物怖じしません。(女の子の方が強い…?)
フリッツ君もすぐに泣き止んで遊ぼうとしてみますが…
その女の子が自分の遊んでいるおもちゃに触り始めると
立ち上がって、泣きながら
謎のポーズをキメて抗議する始末。
他の子供達とおもちゃの取り合いになって泣くくらいは想定していましたが、まさかおもちゃを触られただけで泣くとは…。おもちゃを譲ってもらえることが当たり前だったフリッツ君ですから、よほど傷ついたのでしょう…。
はじめはこんなやり取りもあり心配しましたが、この後回数を重ねるにつれ、フリッツ君は徐々に慣れていき、今では他の子供達とおもちゃを共有して遊べるように!
メンタルが鍛えられたようで、母は安心。
毎週のようにシュピールグルッペを訪れ、楽しく遊んでいます。
我が子のちょっとした成長をこの目で見られて嬉しくなった出来事でした。
テスト勉強を自主的にやってほしい!という思いから、子どもたちにごほうびを提案しました!【4人の子ども育ててます 第150話】