コミックエッセイ:母親が大嫌いだった私が「親になって知ったこと」
お母さんなぜイライラしているの? 小学生の私にはわからなかった【母親が大嫌いだった私が「親になって知ったこと」 Vol.2】
お母さんが帰ってきたら、すごい勢いでお父さんと私のご飯の支度をしてくれるから、その間は話しかけてはいけない。
ご飯を食べたら、すぐにお風呂に入って、次の日の支度をして21時には寝なくてはいけない。
元々営業の才能があった母は、入社してすぐに高い営業成績をたたき出し、リーダーのポジションについていた。競争が好きで、1つのことに夢中になったら、もうそれ以外は目にはいらない人だった。
お母さんと学校のことを話す時間は、全くなかった。
お母さんも仕事が楽しくて、私の学校生活は「うまくいっているんだろう」ということで特に何も聞かれなかった…。
今ならわかるよ。
今なら少しはわかるけど
どうして毎日イライラしているのか
どうして私の話を聞いてくれないのか
どうして私の友だちの名前を覚えてくれないのか
その時の私にはわからなかった。