コミックエッセイ:母親が大嫌いだった私が「親になって知ったこと」
「あんたなんか、産むんじゃなかった!」…この日のことは鮮明に覚えている【母親が大嫌いだった私が「親になって知ったこと」 Vol.3】
前回からのあらすじ
小学生時代~お母さんがなぜ毎日イライラしているのか私にはわからなかった…
そして私は中学生になった。
お母さんの帰りはさらに遅くなり22時を過ぎることもザラになり…
「そういう時は冷凍庫にある冷凍食品を温めて食べなさい、冷蔵庫にある食材や朝食のパンはなくなってるとお父さんの食事に困るから、さわらないで!」
生活の中心は父親だった。
私は自分で作ることの許可も出ないまま、バカの一つ覚えみたいにその言葉に従った。
怒ったお母さんは怖い。忙しい時だと特に、どのタイミングで怒り出すかわからなかった。
家の中は父親中心に周り、母は父の恋人で、私の存在はまるでなかった。父親に嫌なことを言われても、いつも悪いのは私の態度だと言われ続けた。
週末の旅行も、車の中では父と母だけがずっと話していて、私は会話に入れてもらえなかった。
次第に、週末は一人で過ごすようになっていった…