コミックエッセイ:うちのこざんまい
兄弟でもこんなに差が! 食べ物の好き嫌い問題はどう乗り越える? 【うちのこざんまい 第22話】
長男は赤ちゃんの頃から
好き嫌いが全くといっていいほどなく、少し大きくなってから「ナス」と「麻婆豆腐」は食べたがらないと判明した程度。
成長過程では
食べムラがあった時期もありましたし、料理によっては味付けや盛り付けなんかで食べないこともありますが、(丼物は食べたがらないが、おかずとご飯を別の皿に盛れば食べる、など)何か特定の食材に関しての好き嫌いは(ナス以外)ないです。
一方、
次男は離乳食の頃は何でも食べていたんですが、そのうちあれもこれもと食べなくなり…。
兄弟でもこんなに違いがあるとは…と、驚愕しましたね。
長男に食べムラがあった頃は、野菜の産地を話しながら食べてみたり、「これはおばあちゃんが送ってくれた野菜だよ~」などと言って食べてみたり、野菜を一緒に育ててみたり…。
それぞれ効果がありましたが、次男の場合は一時の食べムラではないですし、嫌いなものが多すぎてそれどころの話じゃなさそう(^^;
そこで私が現在とっている方法は…
今は形が大きいと見ただけで食べないし、口に入れてもべーしてしまうので、とにかく次男が食べる料理には
非常に細かくした野菜を混ぜ込むこと。
昔からある初歩的なやり方ではありますが、細かくしてしまえば色は見えてても食べてくれるので…。市販で細か~く刻んである
冷凍野菜などもありますし、そういうのも使っています。
あとはもう食べないものは「食べないでも仕方ない」と諦めて、
食べるもので栄養を補給する。
魚はあんまり食べないけど、鮭と魚団子や魚ソーセージ、しらす、練り物は食べるのでそれでよし。栄養分が配合された麦芽飲料や乳酸菌飲料、ホットケーキミックスなど、色々ありがたいものが売っているので助かります。
あと、緑色の野菜は食べたがらないですが、何故か野菜ジュースは緑色野菜のジュースを愛しているので… それもよく飲んでいます。おやつとかもカルシウムやビタミンなど栄養が入っているようなものをなるべく選んだりしてます。
こんな状態の次男ですが、私自身はさほど心配もやきもきもしてないです。
というのも、私自身が
好き嫌いも多い上にあまり食べない子どもだったので(笑)
そもそも食にほとんど興味がなくて、野菜も米も魚も肉も味噌汁の具もほっっっとんど食べなかった上に、子どもが一般的に好きなシチューやグラタン、すき焼きやおでんなども食べなかったです。
白ご飯はほとんど食べないけれど、おにぎりや炊き込みご飯なら食べるとか、かぼちゃ煮は食べないけどスープならOKとか。
量も食べないし、考えてみれば今の次男より大変だったかも…。母と祖母にはかなり面倒かけたでしょうね。
それでも成長に従って
味覚が変わり、いろんなものを食べるようになり、中学生の頃には「箸をまったくつけないほどの好き嫌い」は、もうありませんでした。だから次男も
成長すれば変わっていくだろうと思っています。
あと、実はいま次男はプレ保育中で
お弁当を食べる日があるのですが、驚いたことにそのお弁当に入れておくと、何故かほうれん草炒めでもなんでも
完食してくるんですよ!!!(なんと、先生には
「好き嫌いなくよく食べる子ですね」と言われています)
友だちが一緒の食事だと、おそらく食べる気になるんだと思います。
今後、園に入っても給食はきっとちゃんと食べるんだろうと思いますし、そうして過ごすうちに徐々に家で食べるものも広がっていくのではないかと期待しています。