コミックエッセイ:子育てログ!リンゴ日和。
偏食は突然に! 子どもが食べ物の好き嫌いを克服した方法【子育てログ!リンゴ日和。 第25話】
味をしめた私は、人参を入れたことを秘密にしたまま、しばらくはこの方法で人参入りのカレーを作っていました。
そして、毎回美味しそうに娘はそれを食べてくれました。…でも、何度か作るうち、秘密にしていることにだんだんと罪悪感がめばえてきました。
それでとうとう「実はこのカレー、人参が入っているんだよ」と、娘に打ち明けました。
娘はびっくりしていました。それから、私はもう人参をすりおろしていれることはやめ、正々堂々と普通に切った人参をカレーに入れることにしました。
その後、普通に切った人参入りのカレーを出すと、いやがることもありましたが、「あのとき食べられたんだから、食べられるよ」と言うと、一口、二口と食べてくれるように。
以前はまったく食べない状態だったのだから、これは大きな進歩なのではないだろうかと思ったのを覚えています。嫌いな食べ物がある場合、ひょっとしたら味ではなく、形、見た目が苦手な場合もあるのかも。そういう場合は、形を変えてみたり、何かに溶け込ませてみたりするのもいいのかもしれません。
完璧な母でも妻でもない… でもそれを認められるようになった自分が好き【謎の痛みで救急外来に駆け込んだ話 Vol.66】